宙組『殉情』
日本一美しくてわかりやすい名作文学のお時間……。
ダーイシお得意の(?)現代人カップルへの知識人おじさんによる解説付き作品。
けどおかげで原作未読でも、あまり複雑に考えずに、物語を追えました。
「盲になることによって、佐吉は春琴さんを自分のものにした」
っていうコメントがグッと来たなぁ。
和装のちーつぁん、スッとしてて美しい!
日本刀のような輝きだわ……。
れーれ演じる春琴への眼差しが、終始うっとり濡れてるのが良いですね……。
宝塚ではあんまり無いカップルの関係性だから……。
いやぁ、ごちそうさまでした。
惜しむらくは、日本もののお化粧が少し課題……。
日本もの、きれいなんだから、雪組だけの十八番にせず、各組でもっとやったら良いのに……。
れーれは日本もの似合いますねぇ!
彼女はお化粧もきれいだった。
春琴はあんまりニンじゃないと思っていたんだけど、少女らしいわがままさといじらしさが、彼女の純真な感じに合っていた。
ちーれーれががっぷり組んで「二人きりの世界」を見事に描き出していたのと、音楽が良いのと(ダーイシ作品は本当にミュージカルとして音楽が良い)、わかりやすい解説付きでw 佐吉の心情を違和感なく受け入れることができたし、最後に二人が手を取り合って舞うところは、本当にめでたく美しかった。
しかしすっしぃのバカ殿様みたいなメイクはやりすぎではなかったか。
良かったのか、あれは。