ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

月組『アルジェの男』新人公演

ゆりちゃんは自分のことを「泥にまみれたことがない」って言ってたらしいけどw、きりやんとはまた違う持ち味のゆりちゃんのジュリアンも素敵なの!

きりやんジュリアンはやっぱり泥臭くて、血の匂いも少しして、自分の手を汚しまくってきた感じ。

ゆりちゃんジュリアンはもちょっと狡猾で腹黒くて、他人を利用して自分の手はあんまり汚さずに来てる感じ……ゆりちゃんへの偏見じゃないよ!!!?!!

 

本公演のきりまりまさみりの配役も神だが、新人公演も、新人公演でこのハマり方!? ってくらいハマっていたのがすごい。

燃えるような暗い情念が輝くちなつは、まさに本領発揮という感じ。

りょうくんも誠実で実直で、苦しい想いを胸に秘めている表情がとても似合った。グレーのスーツも良かった。←

 

さらにちゃぴ。

たぶん娘役に転向してからかなり日が浅かった頃のはずだけど、健気で一途で、なのにツンツン気を張っているところが、ニンによく合っていた。

正直私、サビーヌというキャラクターがあまりよくわからなかったのだけど、まりものサビーヌとちゃぴのサビーヌを合わせて、像を結ぶことができた感じ。

生腹はスレンダーマッチョで、まりも姐さんとはまた違った魅力。

 

うーん、月組って新人公演もレベル高いのだなぁ……とうならされた。

あと、余談だけど、私が初観劇した当時は、まだゆりちゃんが新人公演学年だったってのに軽く衝撃だな。