ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

宝塚歌劇100周年夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』

3公演のうち3つ目の、4月6日(日)18時~回を中継で観たんだっけな。

 

どの回も豪華だったけど、なんたってこの回はスータンさんと加茂さくらさんのコンビが出てたからなwwww

完ッ全に老夫婦であった……。

あれこれそれしか言わないおじいちゃんの言いたいことを通訳してくれるおばあちゃん……。

おじいちゃんだいぶちっちゃくなっちゃってるけど、おばあちゃんは少し若いからまだ体格しっかりしてるんだよね……。

いやぁ、あれほど清く正しく美しい馬糞の話はこの世にはあるまい……www

 

しかしMCであれほどおじいちゃんぷりを発揮したスータンさんも銀橋に出ると、私が直接観た訳でもない往年の姿が重なって見えるんだよなぁ。

やっぱり銀橋って宝塚のスターにとって聖域で、あそこで観客の顔を間近に観ることで入るスイッチ、蘇る現役時代の感覚があるんだろうなぁ。

 

卒業の「卒」は「死ぬ」って意味なんだけれど、(だからかつて自分が退団する日の光景を「自分のお葬式を見ているようだった」ってコメントしたトップスターさんはかなり的を射ているんだけど、)銀橋は肉体を離れた現役時代の「魂」を蘇らせて再び彼女たちの肉体に憑依させる、場所そのものがイタコのような装置なのかもしれぬ。

 

同じことを、もっと強く感じたのがミキさん。

総合司会ですっかり「イイ女」っぷりを発揮していたのに、PARADISOの前奏が流れてサングラスを外した途端、「男」の目をしたからね。

それでも最初はまだ牙隠れてて、エンジンがフルスロットルになったのはやっぱり銀橋だった。

一歩歩くごとに「男役・真矢みき」が憑依していって、「しっあっわせェーにィー、でっきなーいーヨ!」の上指差しで「完全体」になったのが見えた。

確か当日もそれ見ててカッコよすぎて泣いたし、こないだ映像見てまた泣いた。

 

あとはドンブラコでちぎ紅の歌声の相性がめっちゃ良かったのと、えりたんが下級生みたいにシャンとしてたのが印象的でした☆彡