ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

花組『琥珀色の雨に濡れて』新人公演

私が新人公演をこれだけ繰り返し観ている作品も少ないのではないだろうか……。
可愛い人たちが可愛かった時代を見られるのはもちろん、(そりゃ本公演にはかないませんが)充分上手なので、繰り返しの鑑賞に耐えられるよね。

ダニー・オーシャンやラスト・タイクーンにつながる「クサい男役」「ザ・花男」な芸風が、既に出来ているらんじゅさん。
いきなりの抜擢だったらしいけど、匠の技が片鱗を見せているまっつ。
娘2としての技量を見せた一花さま。一番好きなジョゼフィーヌ
(本当に、なぜ一度も正ヒロインが回ってこなかったのか……と忸怩たる思いだが、当時はあすかちんや華城季帆氏といった錚々たるメンツが揃っていたことや、一花さまが今ほど垢抜けてらっしゃらなかったことを考えると、それもまた宝塚システムなのだ……と呑み込むしかない……。)

ものすごく難易度の高い作品で、きっとお稽古はすごく試行錯誤だったと思うし、本人たちがどの程度満足しているかわからないけれど、これも立派な「再演」の一つに数えて良いと思ってる、私は。