ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

雪組『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』

伝説……まさに伝説にふさわしいショーだと思う。

なんてったって耽美!
魔夜峰央が描きたがってた世界って感じ。
そういえばかしちが大部分バンコランヘアだ!?

真ん中3人ならいざ知らず、真ん中5人まで皆美しくて歌えて踊れて、しかもトップになってた/なった人たちだもんねー。
かつ、それぞれが正しい使い方をされているのでストレスがない。
白い街のえりたんが役名「白い街のホスト」なのは笑ったけどww

えりたんは大体どの場面でも歌舞伎の見栄みたいになってて、歌い方も(下手という訳ではなく)ものものしくて良い意味で違和感あって、つい目と耳が行きますね。
やはり真ん中が最もふさわしい場所である人だったんだな……と改めて。

美穂姉さまも、こういう荘厳な音楽使いまくる作品でこそ真価を発揮する気がする。
私が美穂姉さまの上手い使い方してるなーって思うのは、夢の国の場面と、メイ執です。

いろんな色が混ざってる場面があんまなくて、赤一色、とか白一色、黒一色、みたいな場面が多いのが面白いなーと思った。
それで作品全体のイメージがうるさくないのかも。

テーマ曲がまたすごいよね、清らと淫らが背中合わせってトップスターが歌うんですよ……。
三木先生の作品は、宝塚の淫靡さ、妖艶さをきちんと描いてくれるから好き。
しかしこれ以降こういう作品無いよね……?
そろそろまた、耽美の復興を目指しても良いと思うのだけど……。