ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

蘭寿とむDS『SENSATION!』

はっ、恥ずかしい////
というのが冒頭部分の感想。
もはやステージと反対側から登場することすら恥ずかしい。
選曲もセクシーだし、振付やたら腰振るし、照明やたらレッドライトばっかりだし///、気配り? 観客が赤面してるのがバレないようにしてくれてるのかな??? みたいになる。


恥ずかしいって何なんでしょうね……。
別に観客側は見られてる訳でも、触られてる訳でもないんだけど……。
性的なアプローチをされている! みたいな錯覚に陥るのかなー。

10年くらい前のDSだから、蘭寿さんもだいぶ若くて、若さゆえの勢いみたいな、情熱的にアタックしてくる歳下の男の子、みたいな感じがする……。
上級生になってからの蘭寿さんとはまた違う魅力だわ……。

さらに、うら若いまぁだいが同じように恥ずかしいことしてて、恥ずかしさ1.5倍! みたいな。
(蘭寿さん1、まぁ0.25、だいもん0.25くらいで、圧倒的に蘭寿さんが恥ずかしいんだが)
けど、まぁだいどっちも今につながる男役らしさ・クサさ・熱さみたいなものを発揮していて驚いた。
蘭寿さんが恥ずかしさの上限を引き上げてくれていたから、下級生たちがクサいこと・キザなことを思う存分できたっていうのがあるんだろうなー。
つくづく、蘭寿さんが残したものは大きい……。
マギーさんDSでもそうだったし、DSの形式上そうなるものなのだろうけど、一緒に出演してる下級生たちに多くを学び取ってほしい、このDSを成長の契機にしてほしい、みたいな思いやりが溢れてて、胸が熱くなる。

あとシトラスの風のてんとう虫みたいなドットの衣装が出てきて目を疑った。
あの衣装、他の公演で使われてたことあったんだね……。
情熱的で恥ずかしいこのDSに不思議とマッチしてたよ……。

華城季帆氏もいいね!
『スカウト』やったすぐ後だからってのもあるかもしれないけど、蘭寿さんとの並びがしっくり来る。
声質が合ってるし、鼻の形が似てるよね(笑)。
これだけきれいでいろいろできて、ヒロイン力もあるのに……惜しいのう……。

芽吹幸奈氏が抜擢されていてびっくり。
当時かなり下級生だよね?
既に完成された歌唱力で堂々としていて、真に実力派だなぁ……と感嘆……。

終盤はしっとりしたバラードで、蘭寿さんの優しさ・思いやり深さが沁みる。
本当に、にじみ出る人柄の良さがあるよね。
お日さまみたいなスターさん。

あと、新公メドレーで会場後方のカメラに向かって無表情で歩み寄ってくるのは面白すぎて反則だと思います。