ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

宙組『シャングリラ-水之城-』

今のところ小柳先生の作品で一番好きな作品、一番感動した作品これかなー。
私は先に→Pia-no-jaC←を知っていたパターンだったので、宝塚でも使ってくれてるんだ! と嬉しかったです。
小柳先生のオシャレなミュージシャンの曲を大胆に取り入れるところはカッコいいと思ってる。

真ん中のゆひすみの空気が作品全体に及んでなのか、ゆひすみに合わせた空気の作品にしたからなのか、ピリッとクールで冷たい空気が漂うのを感じるような作品ですよね。
時代設定もキャラクター名も厨二病バリバリで、90年代にCLAMPコンテンツ享受しちゃった感満載で、過去の己と対峙するような胃の痛みを覚えながら見始めたのですが、それもOPのカッコよさで早速吹っ飛びました。
裏がカチャバウだったから上級生がこっちに集まってて、小公演だけど見応えもあるんですよね。

役も役名も、生徒一人一人にキッチリ当て書きなのには、愛を通り越して執念を感じた。
大ちゃんとかいちゃんが好きです。
あと砂漠の中の中華飯店のシーンが妙に好き。何かのオマージュなんだろうな。

マッドマックスに似てるって両方見たヅカファンによく言われるけど、私はマッドマックスマッドマックス、これはこれとして大事にしたいので、あんまりそうは思いたくないです……。