ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

宙組『Paradise Prince』

新参ファンからしてみると、
「景子先生ってこーいうのも書けるの!?」
という感じなのだが、皆さまにおかれてはどうなのだろう。

景子先生の作品の中では一番雰囲気がポップで明るくて、私が感じるタニウメの雰囲気とも合っていて、けっこう好きです。
アメリカン・ホームコメディみたいなのを目指したのかな。
蛇足やろwww ってラストシーンも、コメディドラマっぽくって好き。
意外とないよね、宝塚でこういう雰囲気、こういうお衣装のって。

あとタニウメのビジュアル力が半端ない。
確かにアメリカの学園青春モノとかでこういうヒーロー&ヒロイン、いる。
納得させられるものがある。

新人公演もまた大たらで、華やかなビジュアル最強コンビだったのだよなぁ。
大ちゃんのにょきにょき長い手脚にアメリカのアニメみたいなお衣装、めっちゃ似合ってた……。

ただ話の規模がどうしても内輪っぽさがあるというか、私事を無理やり大劇場サイズに延ばして薄めている感じがあるのだよなぁ。
中日とか全ツで再演したら、丁度いいサイズ感かもしれない。
シェニエなんかもそういうところがあって、あれだけダイナミックに舞台を使っているのに、どうしても「私」に着地したときこぢんまりとして見えてしまうというか……。
ロスグロ未見なのでどんなんだったかわからないけど。
だから、近松・恋の道行は題材的にも、劇場の規模的にも、ぴったりだったように思うのだよなぁ。
舞音どうなりますかなぁ。