ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

花組『Victorian Jazz』

田渕先生ーーー!!!! 大っ好き!!!
田渕先生は今の若手演出家の中で一番正塚DNAを濃く継いでいて、それも好きな理由のひとつなんですが、それを差し引いてもストーリーがちゃんとしてて演出が面白くて音楽が良くて、今一番期待している演出家の先生の一人です! ネ!!
やはり舞台の勉強をきちんとしている先生は違うのだろうか……。

VJ。これがデビュー作か!? ってくらいの練度。
照明が暗めで落ち着く……というのはさておいて、物語もドタバタサスペンスコメディだし、ちゃんとロマンスもあるし、演出もメリハリがあるし……アドレナリン出まくりですわ!!

出演者にも恵まれていたと思うのだよな。
花組の歌ウマ全員連れてきましたー! みたいな気持ちよさ。
音楽:斉藤恒芳だしジャズだしで、拍も律もめっちゃ取りにくいんだけど、実力派メンバーで見事にやりこなしていた……。

なんたって主演が望海風斗さんですよ……。
ヒロインのべーちゃんもめっうまめっかわだし、Pちゃんも安定の上手さだし、一花さまは流石の貫禄であるし。
ユキちゃんがまたビシッとした存在感があるのだよなぁ……これからも活躍してね……。
カレーちゃんの役付きが、この頃から大きくなったのかな?
まだこの当時は不安定さはあるけれども、スターオーラはびんびん。

しかし田渕先生、東上する作品はまだ手がけておられないのだな。
今やっている『相続人の肖像』も評判良いし、そろそろかなーと思うのだが。
あとやはり、大劇場行ったらどうなるのかも興味深い。