ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

花組『虞美人』まとあや

古い作品だけあって(初演1951年とか……!)音楽とかストーリーとかいろいろまったり展開。
今のはキムシン潤色の現代バージョンらしいけど。

ザ・大劇場でやるザ・大作って感じで、舞台の使い方とか人の使い方が贅沢よね。
大階段で赤い羽根ハタハタやるのとか、この作品ならではって思う。
パレードの大羽根衣装はもちょっとどうにかならなかったの、って思うけどw

青のまとぶん、赤のえりたんっていうコントラストがまた鮮やかなのだよなぁ。
孤独を深めて虞や虞や汝を如何せんになっていく項羽と、いろんな人に囲まれる劉邦

キャストが逆でも面白かったのかなーとも思うけど。
まとえりは2人ともハイブリッドタイプだから、どっちが明暗、どっちが青赤を演じても、上手いバランスに仕上がるのだろうなぁ。

伝説のだいもん桃姫ちゃんはゴツいけど可愛かったです……。
今のすっかり男臭くなっただいもんじゃできない、当時ならではのお役だと思う。
みつるに手籠めにされる展開は本気でびっくりした。
こういう展開がある作品自体、宝塚って少ない気がする。

張良さんはハマり役だったと思います……。
やはりと言うべきか、知的労働者似合うよね。