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ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

花組『銀ちゃんの恋』

スターとしてギラギラしようとしてるけど、素顔は気弱で繊細なコンプレックスの塊、という「銀ちゃん」が、ゆうひさんの持つ翳の濃さにすごくすごく合っている……。

そしてまた、すみ花とのお芝居の相性が良いのだ、これが。

すみ花は母性だけでなく、翳もまとって芝居ができる大女優なのだなぁ……。

これをゆひすみで再演しようって企画した人、あっぱれだわ……。

 

仔犬のようなヤスもみつるにぴったり。

ヤス→小夏かと思いきや、小夏→銀ちゃん←ヤス の三角関係なんだなww

後半の、階段落ちをやると決めてからの流れなんか、もはやヤスがヒロインみたいになってたからな。

そういやみつるはおかふたでもヒロインになっていた……もしかしてヒロイン力高い男役なんだろうか…………???

 

仮面ロマもだったけど、ゆひすみは「内面では強く求め合っているのに表面ではお互いを突き放す」みたいな関係性を演じるのが上手いなぁ。

すごく難しいと思うんだけど……二人の演技の技量と相性があるからできるのだろうなぁ。

こういうの見ると、やっぱり宝塚のコンビ制度ブラボー、と思う。

 

花組が誇る娘役たちの、突き抜けたお芝居も見どころ。

花組生はこういう「悪ノリが許される」作品のとき、真面目に全力でストッパーを外しに掛かる印象がある。

きらり氏のトモコもだけど、白眉はさあやの女秘書だなぁ。

当時下級生? のイブ氏も、いろんなところでバイトして存在感を放っています。

 

最後の挨拶で「いつかまたこの大空銀ちゃんに会えることを」って言ってるのが、そしてそれが実現したことが泣かせる。

しかも今度はゆひすみが宙組トップコンビとして。

宙組版も見なきゃだなぁこれは……。

 

あと本公演じゃないのに退団者が多くてびびりました。

こんなことってあるんだね。

よしおの妹・よしや氏もこれで退団だったのか……。