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ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

宙組『Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』

生田先生、すごいじゃない!

演出はイケコ作品の助手を重ねてきた成果が表れていて、ストーリーも起承転結がまとまっていてメリハリがある。
宝塚らしく、ロマンスがあってハッピーエンドだし。

そう、宝塚らしさ。
生田先生の強みはそこなんだな、と改めて思った。
ロマンチックで可愛いラブコメ的なロマンスと、大劇場の空間・装置を使い切る演出。

「正統」という言葉が浮かんだ。
宝塚的なるものを受け継ぐのはこの人なんだと強く感じた。
「伝統と革新」の伝統サイド。
革新サイドの久美子先生と双璧で、劇団の新時代を築いていってほしい。
初めて生田先生の、劇団の歴史の中での立ち位置を、実感を持って意識した気がする。

生田先生にとっても、最新の代表作となったのではないでしょうか。
面白かったし、重苦しくならず楽しめたし、宙組生みんなに見せ場があって、素晴らしかった。
軽率にリピりたい(笑)。

「夫婦愛」というテーマが一本しっかり通っていて、最後にダイナミックに回収される構成が明快ですごく良かった。
コミカルな場面も多く、手放しで楽しめました。

まかうららの
「君はいつも俺を奮い立たせてくれる……!」
は声出して笑ってしまった。
まぁうらら様ならね、奮い立っちゃうよね。
うらら様の美貌、更に磨かれていた……。
舞台全体を埋め尽くす美しい舞台装置のような、スケールの大きい、存在感あのある美しさだった……。

「いい役者」という役柄にものすごく説得力のあるコマちゃんと、かなりエリザベス女王に寄せたメイクの美穂姐さんもすごかった。
これが専科様のお力……という気持ち。

そらきゅんが美味しく目立っていておばちゃんは嬉しかったです。
そらきゅんは着実ながらマイルドに推されていて、安心感がありますね……。

隣の席がご夫婦連れで、旦那さんの方がどうやら初宝塚のようだったんだけど、終演後に
「なかなかええやん、ちょっと泣いてもうたわw」
「せやろ〜??www」
みたいな会話をされていて、そっちにもきゅんきゅんしてしまいました。
客席でも夫婦愛をごちそうさましてしまった。