花組『スターダム』
これもナマで観たけれど、祝スカステ放映ってことでもう一回改めて。
まぁ本当によくぞこれだけ正塚先生の好きなもの詰め込んだなって感じw
・若者たちの青春群像
・男の友情
・懐かしの洋楽
・ハードボイルド成分
・面白ソング(視聴率、つらいつら)
と同時に、好きなもの詰め込む公演を、ちなつの初主演作にしてくれてありがとうございます……という気持ち。
こうやって映像で見ると、確かにそこまでよく出来た話って訳じゃないんだわ!w
悪くもないんだけれど、物語としての巧みさがあるという訳でもなくて。
けど若手中心で、複数人にメインとなるシーンがある公演の性質上、話がシンプルだったからこそエネルギーがストレートに出たというのもあったと思う。
出演者によっては「課題点かな……?」ってところもあって(特に歌唱)、完成度も必ずしも高い訳ではないんだけど、それも却って荒削りな若さ、エネルギーを感じさせて、宝塚の醍醐味の一つである「成長を見守る」っていう面が上手く出ていたと思うのです。
(ダンスは皆上手かった。特に大勢口のダンスの揃いっぷりは目を見張るものがあって、流石らんじゅさんの下で育った子たち……と感心した)
物語自体も、舞台から感じるものも、「青春!」っていう輝きだったよね……。
出演者のファン一人ひとりにとっても、出演者にとっても、キラキラした宝箱みたいな思い出の公演になったんじゃないかと思う。
何年か経って、ちなつとマイティでこの公演映像見返して、
「大変だったけど楽しかったねーwww」
みたいな話してほしい。
フィナーレでちなつが出てきてスポット浴びたとき、なぜだか
「あー私宝塚見てる……」
っていう感慨があった。ちなつのスターオーラに当てられたかな。
千秋楽映像だったので、ちなつに♡飛ばしまくる「相手役」マイティのめっかわっぷりも拝めました。