ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

星組『こうもり』

美声と名曲の大洪水……!
いやこれはもはやTSUNAMI……??
圧倒されました!

セット・オープニングはクラシカルできらびやかで、
「おぉ、なんだか昭和のタカラヅカみたい」
って感じるんですけど、歌パートが始まった途端、空気が変わる。

ここはオペラ座ですか!?
いや、ウィーンオペレッタが原作だからアンデアウィーン劇場?? ですか!!???
ってくらい「本物」の空気になる。

皆かなりオペラ風の歌い方に寄せてきていて、言うまでもなくみちふうはお見事。
大劇場で歌声に圧倒されるという体験、たぶん初めてした。

完全に「タカラヅカ」のクオリティを超えている。
これ8000円代で観て良いものじゃないよ……13000円くらい取らないとダメだよ……。

風ちゃんがみっ様を見つめる目が完全に恋しててハート飛ばしまくっててカワイイ。
なぜかひとりだけロココなお衣装もよく似合ってお人形のよう。
ちょっとぽやんとしたあの顔が、よりロココっぽさを高めているんですよ。

紅さんやみのり、あいーりら、「お歌が課題」のメンバーもとても上手になっていた。
相当お稽古したんだろうな……。

コメディ演目での紅さんは活きますね〜。
それもちえさん時代に回ってきがちだった情けない役ではなく、伊達男なんだけどちょっと抜けてたりクスクス笑えるチャーミングさがあって、カッコよさも面白さも活きた2.5枚目。
お芝居もショーも、遠目に見ると及川光博氏のようだったよ。
間違いなくカッコいいんだけど、なんか面白いの。

マギーちゃんは相変わらず、いつも通り、異質な存在感で舞台のスパイスになってましたw
どうもあのロシア皇太子の役は、本場では女声歌手やソプラノ男性歌手が演るのか通例らしい。
龍馬伝』で女役の鈴奈氏が、天皇を甲高い声で演じてた感じかね。
そういう「異質性」としての存在、役なのだそうで、まぁマギーちゃんに来るわなwww
バウ公演のファルスタッフが一層楽しみになりましたぞ〜〜〜〜。

かいちゃんには皆メガネを掛けさせたくなるのかな……? 可愛いよね……。

みきちぐがなかなか出てこなくって、
「ちっちゃくて見逃したかな?」
ってずっと探してたんだけど、終盤で美味しい役で出てきて幸せでした。
ちっちゃいみきちぐとおっきいまさこのコンビが好きだったんだけど、まさこのサヨナラ公演でナイスみきちぐがあって嬉しいです。
これを心のたからばこにしまって生きていきます(重い)

めっけもんだったのは紅さんの奥さん役を演じた夢妃杏瑠氏。
みちふうレベルに歌唱力があって、コメディエンヌとしての演技力・テンポのセンスもお持ちでらっしゃる。
歌ウマジェンヌとしては知っていたんだけど、今までこんなに大きなお役が無かったから、恥ずかしながらどなたかわからなかった。
実力派上級生が立て続けに退団したことで、実力派中堅〜下級生に見せ場が回ってきたのだな。
こうしてタカラヅカは「新陳代謝」を繰り返していくのか……。

ロミジュリくらい主要な役が少なくて、ロミジュリくらいアンサンブルたくさんなんだけど、ロミジュリくらいアンサンブルが重要。
オープニングから盆暮れ正月のように華やかで賑やかでめでたい雰囲気で、晩餐会の場面も人海戦術で大変ゴージャス。
お衣装もカラフルで華やかで、お衣装部さんが倉庫全部ひっくりかえしてきました! って感じ。

セットも素敵!
球形の温室のような空間が描かれていて、クラシカルで美麗なんだけど洗練されていて、「21世紀のタカラヅカ」観てる! って気分になった。
ファルケ博士の研究室もスチームパンク風でカッコよかったなぁ。
助手ズが着てたスチームパンク柄の白衣ほしい。
あの柄の公演グッズほしい。

面白さ楽しさで満たされる公演です。
これ初タカラヅカの人に観てもらいたいー、
タカラヅカすげぇ!!」
って思わせたい〜〜〜。
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