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ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

月組『プレスティージュ』

中村B先生作品でOPがダークトーンなのは珍しいな……? と思いました。

真っ暗なところから始まる。

上級生娘役が2人ダルマ着て、銀橋でシンメになっておみ足さらしてるんだけどねw

 

徐々に幕が開き、「その人」が現れて、ダークトーンの理由がわかる。

真ん中の人、ノン様。渋み溢れるいぶし銀、「大人の男」スター。

彼女の持ち味に合わせて、全体がシックに、渋くお洒落に洗練されて創られているショーなのです。

 

真ん中の人が作品の全体をグッと締めて、中村B先生らしいスピード感、蛍光色の洪水はほとんど無し。

OPは夜のパリレビューという趣で、ノン様の総スパンのお衣装もダークパープル。

ダークトーンの総スパン衣装って何言ってんだって感じだけど実際そうなんだって。

 

続く場面は夜の街の男たちvs女たち。

こういう場面設定はB先生っぽい。

これも渋くてクールでシックな場面。

マイドリの街の場面とちょっと似てる。

風花さんのブルーのドレス、あゆっちが着てたやつと同じだよね?w

 

風花さんって可愛い系の娘役さんかと思ってたんですけど(黒い瞳なんか三つ編みだし)、ノン様の横に並び立ってるときはしっとりした大人の女なんですよねー。

娘役さんって本当にすごいわ、寄り添う技術、引き立てる技術を磨き上げてるんですなぁ。

 

マミさんが魔獣の扮装して風花さんをさらう場面は、私の気づかなかったマミさんの一面を見させていただいた感じ。

耽美っぽいメイクも似合って、あっやっぱりこの人超絶美形なんだなと認識。

すみませんほら、おもろいキャラの方が先行してるところあるじゃない……?

在団中もだったけど、近年バラエティに出るようになってさらに。

 

中詰めのラテンからテンポが上がって、中村B色がちらっと。

だけど色彩は赤黒で統一されてるし、お衣装もシャツベースのシックなやつだし、かなり真ん中の人に合わせて選んでくださったんだなぁ……と感謝。

2人だけ白シャツで踊るノン様と風花さん、すてきでした。

 

1個だけ、フィナーレ前にちょこっと入った汐風さんの場面だけ意味と存在意義がわからなかったんだけど、あれは何だったんでしょう……わかる方教えてください……。

 

全体としてかなりベーシックで、演目のセレクトより出演者の技量に依る作品だと思うんだけど、ノン様の燻製みたいな魅力をじっくり味わうにはこの「調理法」が一番良かったんだろうなぁ、とうなずける。

ここまで激渋なトップスターさんって私他に知らないんで、やっぱり稀有な存在、「特別な小鳥」だったんだろうなぁとしみじみ。