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ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

宙組『バレンシアの熱い花』みちラモンとむロドリーゴ

新公と全然違う! おもしろーい。

ニンに合ってるのはたぶん新公の方なんですよ。
(たぶんだけど、とむみちどっちもラモンでもロドリーゴでも無かったから、苦肉の役替りだったんじゃないかな……と思っている……)
真ん中2人の歌唱力も新公のが断然高いw

だけどやっぱり本公演は「見せる」技術が違う。
作品全体に、新公にはなかったメリハリを感じました。

やはりと言うべきか、真ん中のタニさんの「見せ方」、見栄の切り方が作品全体の勢い、流れを生み出してるんだな。
うーむ、トップスターって強い。

んでまた真ん中3人がタニとむみちって濃いんだなwww
新公の真ん中3人は良くも悪くもバランスが良すぎて、ニコイチならぬ3コイチとしては良かったんだけど強烈な印象っていうのはそんなに無かった。
本公演3人は全員強烈www
決してバランス良くはないんだけど、3人がそれぞれ違う方向に同じくらいの強烈さで引っ張ってるから、結果としてベクトルが釣り合って、エネルギーが炸裂しつつ作品としても成り立つラインを守ってる感じ?w

タニさん時代の宙ファンの人の気持ちわかった気がします。
こんな強烈で面白いもの見させてもらえるなら、劇場行っちゃうわ……。
んで、とむみち2人とも、タニさんを挟んで作品を創ったこの時代があったからこそ、トップになってから自分も組子もエネルギーを爆発させつつ、作品として完成させるバランス感覚を養えたんじゃないかなぁと思った。

ヒロインのイサベラは、新公のアリス氏の方が強めだし妖艶な印象強いし、ウメ氏あんまり合ってない役だったのでは? と最初思ってたんですが、フェルナンド=黒い天使だと知ってカマをかける辺りから、黒曜石のようなウメ氏の輝き、センスあるお芝居の本領がわかってきました。

アリス氏のイサベラは、全体として強すぎた。
それもイサベラの演じ方、解釈の仕方の一つではあると思うけれど。
けど、フェルナンドの屋敷に行けないと身分差を嘆くシーンとか、それこそ最後の別れを告げるシーンとか、イサベラって「本当は強くない女」なんだろうなと察せられる台詞、シーンがあるんですよね。
そういうのもあって、ウメ氏の解釈の方がしっくり来ました。私はね。

あとびっくりしたのは、新公であんなに良かった和音美桜氏が苦戦気味だった(ように見えた)こと。
マルガリータは明らかに新公のあまちゃきの方が良かったと思うな……。
本役の邦なつき様が流石の美熟淑女ぶりだったのを見て、本役さんがいるって大きいんだな……と思うたよ。