ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

星組『ネオ・ダンディズムII』とうあす博多座

とうあす全ツ版のIIIは見たことあったんですが、IとIIはまだでした。

IIIも見たの1年ほど前なので、記憶がだいぶ薄れていて、初めて見たような驚きと感動を覚えている……。

(しかしブログ内検索をすると出てくるという……便利な時代ですね……。)

 

再演か~と思ってたんですが、これ、ベースになってるのは真矢みきさんの「ダンディズム!」な訳ですね。

OPの「PARADISO」でやっと気付きました。

IIIのときはチャイナ服にばっか気を取られていた。←アホ

 

これミキさんが100周年の祭典で歌ってるの聴いてすごく好きになった曲なんですが、とうこさんでも聴けるの本当幸せ~~~~!

男らしく骨太だった、わたるさんやミキさんと持ち味違うのに、妙にしっくり来るこの感じは何なのかね?

知能派ギャングっぽい、危険で悪そうな雰囲気のせいかな??

殺気として放たれる色気のせいかな????

 

んでこのOPで同じくチャイナのあすかちんと絡む訳なんですが、抱き寄せるその手が優しくてエッロいこと!!!

大人が大人なことしてるところ見ちゃった!!! っていう、小学生的な興奮がある……。

このショー、とうあすの絡み結構あるんですが(岡田先生はトップコンビファンに優しい)(ありがとうございます)、どれもそんな感じでドキドキする……。

 

あすかちん、丸顔可愛い系の娘役さんのはずなのに、とうこさんの相手役としては妙に大人っぽい、強い女の役を演りがちですよネ……。

しかも、とうこさんと対等に渡り合う、決して屈したり「モノ」になったりしない女なんだな。

これが上級生コンビの醍醐味なんだろうな~。

がっつりキスとかがっつり愛撫とかしなくても、エロティシズムは醸し出せるし、そっちの方がエロいんだよ……!

 

あとこれもとうこさんの、緊迫感と殺気に満ちたエネルギーによるものだと思うんだけど、影を孕んだラテンのシーン、スペイン系のシーンがとてもハマる。

フラメンコのところ、ショーのワンシーンだけど、

「ア~とうあすでスペインもの見たいでしゅ~~~」

って切実に思わせる力がある……(あっ、そこでエル・アルコンか)

 

キャリオカと明日エナはやはり鳥肌モノですね。

今回見ながら感想メモとってたんですが、1年前のIII見たときのブログにもキャリオカと明日エナの話が書いてあって笑いました。

 

わかばが当時既に娘2ポジ張ってるのも胸熱。

わかばはこんな下級生の頃から、今と同じようなポジションで頑張ってるんですね……。

本当にバッと華のある、咲き誇る大輪の花みたいな子だと思う。

見た目も大人っぽいから、半肩出しのドレスもよく似合ってるよ~~

 

今に比べるとかなり化粧がキツいみきちぐも見つけちゃいました。

この頃もう上級生のはずだけど(見た目は可愛いが越リュウやナツキミズと同期だ)、今のが断然お化粧上手くてきれいだもんな。

タカラジェンヌって、本当に歩みをやめない人たちなんだなって、こういうの見ると思うわ。

 

フィナーレも素敵。

あすかちんのソロは上手すぎて、その上手さに感動を覚えるほど。

可愛い、幼い雰囲気のデザインが多いロケットのお衣装も、この作品のはアダルティで素敵ですね。

とうこさんが客席降りで韓国語の歌を歌ってるのは三度見くらいした。

こういう場面入れてくださるのも愛だなぁ。

デュエダンのお衣装は黒。やはりアダルティにね! 歌ウマコンビなので、踊りつつ歌も歌うよ! 聴きごたえすごいよ!!!

 

つくづく、娘1が歌ウマってインパクトあるなって思いました。

ラストのパレードで、最後から二番目に降りてくる人が誰よりも歌が上手いって、かなりびっくりしますね……。

 

うーん、やはりとうあすはいいですな~。