月組『BLUE・MOON・BLUE -月明かりの赤い花-』
観るの2回めで、1回め「人類には早すぎた」って感想を抱いたけど、2回め観てもやっぱりわかんないわ!!
大体さ、タイトルに「BLUE」って入ってんのにサブタイが「赤い花」なもんだから、脳がエラー起こすのよね……。
「見果てぬ夢 届かぬ声 全ては蜃気楼~♪」っていう初期V系ロックみたいなテーマ曲(たぶんALFEEの高見沢さん作曲)、ものすごく90年代を感じる一方で、世代的にどストライクなのでヘンな汗出そうになる……。
ENDLESS DREAM~♪
リカさんは通し役でナーガ(蛇)なんですけど、妙に似合いますよね、爬虫類。
あとお衣装が下半身ぴったりしたタイツみたいなやつなんですけど、こういう股間がぺったんこで無性アンドロイドです☆ みたいになるお衣装が似合うのもリカさんだなーって思います。
『火の鳥』のオルガの印象が強いんだな
>突然のウサ耳< は2回めなのに不意を打たれました。
もしかして「MOON」だからウサ耳なの……?
下級生時代のとなみ、あー様が眼福。
「運命」に合わせて「賞品のとっておきの美女」檀さまが出てくるところ面白すぎませんか……?
たかる男たちがみんなアフロだし……。
これあれか、月組アフロの伝統ができた後のやつか……?
檀さまがセリ下がってでかい赤い花になっちゃうの、なんか深いメッセージこめられてそうなんだけど、あいにく読み取れないですすみません。
OPからずっと前半はターバンとか付けてて中東モノっぽいんですが、中詰めを前にモンゴルテイストが入るのもすごい。
宝塚的にマイナー地域からさらにマイナー地域へ。
これはアレなのかな、挑戦の一環なのかな。
中詰め、リカさんのカツラがやっぱりかびるんるんみたい。
けど曲はアニソンぽくて謎の中毒性あるな……。
だんだん好きになってくるんだよな、このショー……。
砂漠の場面は、砂を「黒」で表現しているのが面白いですね。
けど夜の砂漠って真っ黒か、確かに。
リカさんは黒髪ストレートにカツラ替え。めちゃくちゃ似合う!
タニさんがリカさんにおいでおいで誘われながら暗転するんですが、タニさんこういうの似合いますね……受っぽいというか……。
砂漠のシーンでマミさんは一回やられてセリ下がるんですが、檀さまの「よみがえる~」って歌でマミさんがせり上がってよみがえってくるのめっちゃ面白いです。
別によくある普通の演出なのにこんなツボるの何でなんだろう。やっぱこのショーのこと好きになってきてるな……?
よみがえった後、蛍光グリーンとか蛍光パープルとかのカツラで組子に囲まれて踊るのも生命力か何かの象徴だとは思うんですが、確信は持てずじまいです。
ここで歌われる「燃える力 燃える瞳 燃え上がり」みたいな歌詞もアニソンっぽくてたぎる。
人類には早すぎるというか、サブカルチャー出身者に特化しすぎてるんだという気がしてきたぞ?
男役群舞も中国マフィアっぽいお衣装がオタクっぽかったし……。
テーマ曲は耳に残りやすい上に結構しょっちゅう歌われるので、最後の頃にはこの曲好きになってます。中毒性……。
ロケットのお衣装が花組の『火の鳥』っぽくて、不死鳥なのかなーと思っている。
となると、テーマは死と再生なのかしら。
ウサ耳四姉妹が着替えてエトワールやってて、このメンツをよっぽどお気に召したと見える……。
あとゆひきりタニの中で最下級生のはずのタニさんが、階段降り順で2つ差を付けて、既に男4扱いですごい。
リカさん真っ赤なお衣装&羽根に銀? の口紅で、しかもそれが恐ろしく似合って、最後まで驚かせてくれます。
なんかこれ……また観ちゃうな、うん……。