ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

雑誌『ミュージカル』読んだよ(注意:ネタバレあり)

B00ATNI7IUミュージカル 2013年1月・2月号
ミュージカル出版社 2013-01-05

by G-Tools

買うべきか買わざるべきかで言ったら、買った方がいいと思います。
なんたって宝塚関連記事がやたら多いです。

ざっとこれだけ。

エリザガラコンと雪組『JIN/GOLD SPARK!』の舞台写真も、それぞれ2ページずつ掲載されています。

OGの記事まで含めたら、1冊のほとんどを宝塚が占めてます(笑)

以下、読んでみての個人的な感想。



●宝塚月組ベルサイユのばら』制作発表会/龍真咲/明日海りお(2ページずつ計6ページ)
制作発表会での出席者のコメントが2ページ。
林公一理事長・植田紳爾先生・池田理代子先生・龍真咲氏・愛希れいか氏・明日海りお氏・蘭寿とむ氏・壮一帆氏のコメントが掲載されています。
内容はタカラヅカニュース*1で放送されたり、『歌劇』に掲載されているのと同じなので目新しさはありません。

けど植爺が、演技指導を榛名由梨氏に依頼した経緯を説明するため
「初演から40年経っていますから色んなところに手垢がついてきていますので、それを全部取り払うためにも〜」と言った直後に「馬車に載って二人で天国に行く」シーンについての説明をしているのには腹と頭を抱えました。

まさおさん*2とみりおさん*3のインタビューはたっぷり2ページずつありますので、そちらは読みごたえあります。
私はまさおさんが「トップスターになって変化があったこと」に、ちゃぴのことを挙げてたのが萌えたな♡



●宝塚雪組新トップスター・壮一帆(2ページ)
えりたん*4ヒヨコみたいなニット着ています。きゃわわ。

『若き日の歌は忘れじ』について、他媒体より掘り下げて書かれています。
他媒体と似たような質問でも、他媒体では言ってなかったことをえりたんが答えていて、新鮮でした。

あとあの……毎度毎度コレで申し訳ないのですが、えりあゆ*5がね……。
すごいよ。『BEST STAGE』でも充分ごちそうさまだったのに、もっとあゆっちについて言及してるよ。

  • 雪組に入ってきたとき、可愛らしい娘役さんだなと思った
  • タカラヅカスペシャルで4人の娘役さんと組むことがあったが、その中で印象に残ったのが愛加だった
  • 一番自信なさげだったがそれが人間味あふれているように思えた
  • 作ったところがない魅力があって、相手役と聞いたとき嬉しかった

みたいな……。も、萌え死ぬ……。

しかしアレですね、えりたんのインタビューは回答が的確に上手いこと言っていて、読んでて気持ちいですね。



●宝塚宙組新トップ娘役・実咲凜音(1ページ)
「トップ娘役として意識していることは?」という質問に、「いつも綺麗でいること」と答えており、かなめさんの躾*6が行き届いている……と思いました……。



●宝塚宙組逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース』悠未ひろ(1ページ)
実際にゲームをプレイした話や、役作りの話。
ともちん*7のキラキラした表情が目に浮かぶようなインタビュー記事です。
来週私も観劇しに行くので、期待が高まりました。
ゲームやりたい。当日までにクリアできるかな。



●宝塚雪組ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌』未涼亜希(1ページ)
もちろんこのページが楽しみで買ったんですが、楽しみすぎて不安で、飛ばさず各ページ読んでから最後に読みました……。

「大ファンだったヤンさん*8の代表作であるブラック・ジャック役をさせていただけることがまず嬉しくて」
「ヤンさんにもご報告させて頂いたら、ずっと再演したらいいのにと思ってらしたみたいで、"それがまっつ*9で良かった"と仰ってくださり、嬉しかったです!」
「いつか自分がお芝居で主演をさせてもらえる機会があったら、正塚先生のお芝居がいいなと思っていたので、下級生の時からの夢が現実になって、嬉しいです」

って、1ページだけの記事で何回「嬉しいです」が出てくるのかと!
めちゃめちゃテンション高いまっつです! びっくりしたわ!!
声も絶対高かったと思う、このインタビューのとき!!

嬉しそうな贔屓が見れて幸せです……。



●OG記事
なにげに個人的に大収穫だったのは、錦織一清氏と鳳蘭氏の対談。
まだお嬢さんのこと「宝塚に入ってくれたらよかった」って言ってるのか……w と苦笑しつつも、宝塚のトップスター男役像、長谷川一夫先生の言葉等、ヅカファンとしてはおおぉと感嘆してしまうコメントがたくさん。
舞台そのものに対する思いも沁みます。

水夏希氏が『屋根の上のヴァイオリン弾き』についての記事で
鳳蘭さんからは、宝塚というだけで守らなきゃと思うと言って頂き、嬉しかったです」
と述べてて、思わず目頭ヒートアップ。
しかしあんなに濃い男役だった水夏希氏が、随分やわらかな雰囲気の女優さんになられており、「趣味:『歌劇』のバックナンバー集め」であるところの私は若干脳の処理が追いつかないです。

真琴つばさ氏の『DREAM LADIES』に関する記事も必読なのではないかと。
『DREAM LADIES』ってのは、真琴つばさ氏がプロデュースする梅田芸術劇場の公演です。
DREAM LADIES(ドリーム レディース) | 梅田芸術劇場
記事では、演目の構成や内容、出演者*10についてのコメント等、盛りだくさんです。
たぶん初出しの情報も多いんじゃないかな。サイトにもそこまで書いてないもんね。

*1:スカパー!宝塚歌劇専門チャンネル「Sky Stage」内の番組

*2:龍真咲

*3:明日海りお

*4:壮一帆

*5:えりたん=壮一帆と相手役の愛加あゆのコンビの略称

*6:宙組トップスター・凰稀かなめ氏は、相手役に望むこととして「いつも綺麗でいること」とコメントしていたらしい……のですが、ソースは不明です……。

*7:悠未ひろ

*8:安寿ミラ

*9:未涼亜希

*10:真琴つばさ 湖月わたる 貴城けい 大和悠河