ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

星組『太陽王』

星組の娘役の豊かさスゲェ!!! ってのに驚かされた。 ねねわかばのカードを伏せてもなお、これだけ主人公の妻・恋人・愛人役を演じられる存在感と技量のある娘役が何人もいることに。 現に、ねね様卒業、わかば組替えしてなお、ひしめいてる感あるもんね、…

花組『フォーエバー・ガーシュイン』

野口先生A-EN千秋楽おめでとうございました、ということでデビュー作。色とりどりのミュージカルナンバーがあふれる、ハッピーな宝石箱みたいな舞台。 けど「ガーシュインじゃなくてガーシュインの音楽が主役みたいだった」という批評がある通り、ストーリー…

花組『戦国BASARA』

ば〜さら〜ばっさら〜あぁあ〜♪ ってこの主題歌だけでかなり「勝つる」だった公演だと思っている。いかんせん鈴木圭先生なので、脚本は青年の成長ワンパタかつ展開が素っ頓狂で今ひとつなんだけど、キャストがとてーーも良かった。蘭寿さんの熱い熱い熱演が…

花組『La Esperanza-いつか叶う-』

正塚作品は基本的にどれも好きなのだけど、その中でも特に好きな作品5本の指に入る、これ。主演2人が2人とも挫折するんだけど、落ち込んでばかりもいられないから、前向きに違う道を見出すってのが、明るく、かつ、現実的でいい。 あまりにも日常を丹念に描…

月組『PUCK』龍ver

なんてキュートでハッピーなミュージカル。 しかもそれだけじゃなくて、世の中の醜さ・残酷さがちゃんと描かれていて、それを乗り越える登場人物たちの「強さ」に励まされる。イケコは本当にミュージカルを愛しているんだなぁ、としみじみ感じた。 パックち…

雪組『マリポーサの花』

情景が素晴らしくて、本当に一本のスペイン映画のようで好き。 テーマ曲はガチで名曲。 OPとEDが、同じようでいて違うのがいいよね! テーマ曲のアレンジもちょっと違って、EDの方が明るいの。主演の2人がベタベタしすぎていないところも大人っぽくて好きな…

月組『明日への指針 −センチュリー号の航海日誌−』 

限られた尺の中でミュージカルを完結させる編集手腕。 決して慌ただしくなく、かといってエピソードを詰め込みすぎている訳でもない。 スター路線の出演者にはそれぞれ見せ場があった。やはりダーイシはすごい。 そういえば、ダーイシの作品で緩急が悪かった…

月組『TAKARAZUKA花詩集100!!』

宝塚花詩集、光り輝く宝石箱、宝塚花詩集、100万本の愛のブーケ……。もう、主題歌を思い出すだけで泣いてしまいそう。 あるいは、主題歌を聞くと、泣きそうに震えた記憶がよみがえるからだろうか。アントワーヌ・クルック氏のデザインした衣装がとにかく素晴…

星組『暁のロンバルディア』

かの正塚先生のデビュー作でございます。 ご本人も「僕スーツもののイメージあると思うんですけど」と前置きするコスチュームもの(歴史もの)。確かに画面の絵面だけ見ると他の演出家の作品ぽく見えるかも。 正塚色彩が未確立なのかな。ですがアイデンティテ…

雪組『JIN』

全員が活躍できる日本物を、という主演の希望を叶えた結果、いろんな人のエピソードが混ざってゴチャゴチャした作品になっているのは否めない。とはいえ、原作も実際いろんな人のエピソードが混ざって読み切り形式に近い形だし、ばっちり日本物だしカッコよ…

星組『アルカサル−王城−』

うぅっ、これだから中村Aのお芝居は……! と歯がゆさノンストップの全2幕。 ナンバーがやたら長いし「それ必要なん?」って「語り」をなぜか主要登場人物がやっちゃうし、話の展開にメリハリがなくてダラダラダラ〜ッとした印象のまま、出来事が流れていって…

雪組『Shall we ダンス?』

贔屓休演のムラ版と、贔屓復帰した東宝版。 「版」と呼んで良いと思うほど、全然別の物語みたいだった。東宝版を見て、やっと物語がスルッと円を描いてつながったような印象を受けた。 アルバートという役は、言外の言、台詞に出ない部分の表情、仕草、佇ま…

宙組『シャングリラ-水之城-』

今のところ小柳先生の作品で一番好きな作品、一番感動した作品これかなー。 私は先に→Pia-no-jaC←を知っていたパターンだったので、宝塚でも使ってくれてるんだ! と嬉しかったです。 小柳先生のオシャレなミュージシャンの曲を大胆に取り入れるところはカッ…

月組『アリスの恋人』

ちゃぴMPおめでとうございますということで。テーマ曲がおしゃれで可愛くて前向きで、この作品を端的に表してる。娘役に転向して間もない当時のちゃぴの一生懸命さは、アリスのキャラクターと重なる。 これ見ると「ちゃぴ、上手くなったんだな〜」って思うけ…

宙組『翼ある人々』

そうだ、これも既に「伝説の作品」と化しているけれど、そういえば生で観たのであった。 しかもご縁があって、DC初日に。 これもまた夢のように美しくて、なんだか現実味のない、不思議な観劇体験であった。『星逢一夜』でも触れたけど、オープニングからし…

星組『琥珀色の雨にぬれて』

月ロミジュリを観てヅカ堕ちした直後、全ツの名古屋会場で観たのだ。 当時は意識してなかったけど、ちえさんの人気のほどを考えると、 よくぞまぁ席が取れたものだと思う。 それにそこそこ前方席でセンター寄りの場所で、とても観やすかった。とにかくまさこ…

月組『ラスト・プレイ』

正塚先生好きとしておなじみのわたくしでも、流石にこの作品はクオリティが低いなぁ、と思う。 正塚先生作品全体の2/3くらいをたぶん既に見ているけど、この作品だけ飛び抜けて完成度が低いと思ってしまう。ひとまず、緩急がとても悪い。 物語もなんだか歯切…

花組『MIND TRAVELLER』

「海馬の帝王」の曲だけ先に知ってて、実際に劇中でどんな使われ方してたのかなーって見たいだけだったのですが……。 日本ミュージカルの帝王・イケコの、今やあまり知られていない青い側面を見てしまった……。記憶を失った主人公が世界征服を企む巨悪(ってこ…

花組『オグリ!』

えりたんまじえりたんwwwwwwwwwwww ナウオンでのえりたんからまりんさんに対する 「本読みのとき『まんまやん! まんまやん!』て下むいて言うのやめてくれるー!?」 ってのめっちゃ笑った。キムシンのアテ書き力は劇団随一だと思う。 しかもその…

月組『BLUE・MOON・BLUE』

面白かったーーーー!!!!!!!!!!! 面白いって、9割9分「wwwwwwwwwwwwwwww」の面白い、だけどね! けど私、公演映像で初めて「このショー終わっちゃうのさみしい」って思った。 見果てぬ夢、届かぬ恋、全ては蜃気楼、どこまでも追い…

月組『春の雪』

そうだ、そういえば私これ生で見てたんだ、と不意に思い出した。 なんかもう「伝説の作品」になってて、 「あーなんかすごかったらしいね! 生で観られた人うらやましいわ〜! って私もだわ〜!!」 みたいな感じ。宝塚好きになってかなり初めの頃に観たのだ…

花組『長い春の果てに』

「ちょっと………… 道に……………… 迷ってた……」 っていう男前体操の元ネタを確認したくて見たのがきっかけです。なんとまぁ可愛い年の差ラブコメディ。 ダーイシって可愛い恋描くの上手いよね!? 昭和のラブコメディ漫画みたいな、純朴な印象を受けることが多い気…

月組『風と共に去りぬ』イシまさ

生で轟バトラーと龍スカーレットを見られたことは、宝塚ファンとして誇りにして良いことのひとつではないかな、と勝手に思っている。 しかも(風共にしては)こんなに好編集の脚本で。他のスカーレットをきちんと見たことはないから比較はできないけれど、龍ス…

雪組『ロック・オン!』水ver.

音月全ツ版は見たことがあるんだけど、あれ、こんなに難易度高いショーだったか……(⌒▽⌒)ロックなのOPとパレードだけだしね……。 ほぼジャズじゃない?(⌒▽⌒) ケイミミの壊れたピアノのシーンとか、すごく深遠すぎて特に難易度高い……ケイミミ可愛いけど……。たぶ…

星組『ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編』わたとな

「そろそろ開始1時間半くらい経ったかな〜?」と思って再生時間見たらまだ45分しか経ってなかった、安定のベルばらですね。 しかしマリー・アントワネットの生涯にかなり時間が割かれていて、「なぜえりあゆの時は……」という憤怒を禁じ得なかった。『サンソ…

月組『Ernest in Love』あさかな

実は初めて見ます、アーネスト。 中日の予習としてね。まぁなんとめっかわなラブコメディ! これ贔屓コンビで見られる方は勝ち組ですね。曲も全部キャッチーで可愛い。 確かにミーマイと共通点多いかも。 けどミーマイより曲が可愛いし、恋人たちの年齢層も…

花組『TAKARAZUKA∞夢眩』

サイトー先生は理知的で理論的で、作品の構想もかなり理詰めで進められる印象なんだけど、なぜか出来上がったものは"盛りすぎ"なんだよなぁw しかしサイトー先生のことだから、そのアンバランスさすら計算され尽くしたバランスなのかもしれない……。アニバー…

月組『ONE』

あまり評判の良くないショーだけどw、私はそこまで嫌いじゃないんだよなぁ。 いや、特別好きって訳ではないし、タイトルもテーマもサブタイトルも謎だし、まさみりが可愛いだけの謎シーンとか出てくるけどwwけど音楽とかロマンティックで耳に残るし。 全員お…

雪組『ベルサイユのばら オスカルとアンドレ編』ちぎとも

生観劇/録画鑑賞/〜編問わず、今のところ一番好きなベルばらかもしれない。 なんたって、ちぎとものバランス感が良かった! 外見は氷のように冷たいが心は燃えるように熱い、というオスカルを形容する言葉はちぎちゃんのことですか!? って感じだし、とも…

月組『ME AND MY GIRL』まさちゃぴ

花組で再演の報を聞いて、まさちゃぴミーマイが脳内エンドレスリピートを始めてしまい、久しぶりに再生。最初のダイニングテーブルの場面で、輝く目で未来を語るまさビルとちゃぴサリーを見て、この後彼らを待ち受ける苦難、そして彼らが乗り越える苦難を思…