ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

雪組『ロミオとジュリエット』

宝塚のロミジュリ史上最高水準のクオリティ、なんだけど、何回見てもしっくり来ないのだよなぁ……。
このときのメンバーの配役としてはそれぞれベストポジションだと思うし、みんな合ってそうに思えるんだけどなぁ。

やはり上手すぎるんだろうか。
音月桂氏とか、匠の技って感じだもん。
熟練の技っぽさあるもん。
ベンヴォーリオに至っては、ぜったい粗忽者じゃないもん。

好きな人が出ているからといって、それが自分にとって再演の中でベストにならないのが悲しいのだが……。
お披露目公演をドル箱公演で飾ったのは劇団からのお祝いの印だろうけど、せっかくなら真ん中3人の熟練の技を活かす、大人の公演が良かったのではないだろうか。

ロミジュリは難しいよなぁ、と思う。
一人一人が合ってても、全体のバランスが取れているかというとそれはまた別だし。
星組初演のバランスは最高だったんだなー。