月組『ル・ポァゾン 愛の媚薬』初演
何もかも忘れて酔う媚薬って、宝塚そのものの暗喩だよね……。
何回も繰り返されるからってのもあるけど、すごく耳に残りやすくて印象的な歌詞&メロディですよね。
ル・ポァゾ~ン ル・ポァゾ~ン ル・ポァゾ~~~ン
なんとなく「宝塚レビュー」って聞いて思い浮かべるもののイメージって、岡田先生のロマンチック・レビューなんですよね。
今に続く「宝塚レビューのスタンダード」を作ったんだからすごいなーと思います。
やっぱりこの時代のショーは装置が素敵ですね。
アール・ヌーヴォー調のドームのセットは星組の『こうもり』っぽくて、やっぱりあの作品は古典宝塚風の意匠を受け継いでいたんだなと確認。
しかし、OPに一瞬写り込んだ双頭のライオンみたいな装置は何だったんだろう……。
ギリシャ神話のシーンは、お衣装とセットはギリシャ様式なんだけど、音楽がヨーロッパの宮廷音楽風で、舞踏会みたいな雰囲気になっていて不思議な魅力でした。
あのルックス+ロマンチック・レビューの世界観の組み合わせで、奇跡のような美少年です……。
ファンタジーの世界からそのまま抜け出てきたビジュアル……。
空色のりんご持ってこれほどサマになる人ってなかなかいないのでは?
その空色のりんごはジゴロのウタコさんに投げ飛ばされちゃうんだけどねwwwww
けどこのロッキーのテーマみたいな吹奏楽曲での男役群舞かっこいい……。
仮面ライダーみたいなキメポーズ格好いい……。
続く電話のやりとりが英語なのププッてなっちゃうけどカッコいいんだよな~。
ウタコさんって眉毛結構しっかりめに描かれていて、かなり洋画の俳優さんっぽさが強いからなんか納得しちゃう……。
こだま愛氏はオープニングだと蠱惑的な美少女だったんだけど、大人の女もイケるんですね。
あとこのシーンじゃないんだけど、ウタコさんとこだま愛さんが微笑みあったときのお顔がアップになったんだけど、お二人、笑ったときの目とか口元がそっくり……。
コンビの顔が似てる瞬間見るとときめいちゃうクラスタですこんばんは……。
We will rock you(の替え歌)のシーン、序盤ウタコさんがクサってて、正直見ていてつらいんですが、とても爽やかに終わって、ロマンチック・レビューのお芝居仕立てシーンだなぁ~という感じ。
岡田先生がアーミー系のお衣装使うってなんだか新鮮ですね。
男役群舞は白燕尾。
このショー、タイトルの割に爽やかじゃないですか? ウタコさんの持ち味かなぁ。
かなめさんだけしっとり耽美だけど。
ロケットのお衣装はおもちゃの香水瓶のようで可愛い!
デュエダンのこだま愛さんのお衣装が、長袖シフォンロングスカート+デコルテにレース+肩にフワフワ付きで露出少なめで新鮮だった。
デュエダン=腕肩オープンのイメージが強いよね、今だと
パレードも娘役さんが3人ソロ階段降りで、その後がかなめさんで、今とだいぶ構成が違ったんだな~と思いました。
余談ですが、ユーちゃんさんが細くて別人みたいでした(^o^)
個人メモ:W中村が演出助手。