ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

『MISUZU 未涼亜希~My style~』画像バレはしないけどネタバレはちょっとあり

4484125137MISUZU 未涼亜希~My style~
阪急コミュニケーションズ 2012-12-14

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えー、大変良い書籍でした。
編集者の本気を見ました。

まっつ*1のパーソナルブック出るよ!
ってニュース聞いたときは、あぁ、それ、読んだら私死ぬなと。
Twitterのタイムラインを絶叫で満たすか、あるいは言葉を失って「無」になってるか、どっちかだと思ってました。

けど、実際はどちらでもありませんでした。
私の好きな、カッコいいまっつ、面白いまっつ、他のタカラジェンヌに愛されてるまっつ、まっつ全部がぎっちり詰まっていて、読み終えたときには
「私……この人のこと好きになって良かった……」
と思いました。まっつのこと、もっと好きになりました。

宝塚にハマって初めて出来た「ご贔屓」をこんなにガッツリ取り上げた本が出版された私は、本当に幸せものだと思います。

以下、各コーナーの感想を、つらつらと。



●装丁

96ページフルカラーで、かなり厚みのあるしっかりしたいい紙で、1,500円とか絶対安い。
カバーはずした表1・表4*2もフルカラー写真だしカバーと全然違うデザインなの、ちょう豪華。
表2・表3*3にまっつの「ひょうきん」サイドを押し出したのも、まっつの人格ひっくるめて全部出すよ! って気概があふれててすごく良かった。



●巻頭ポートレート

えーと、ツッコみどころ超多いね。
第一テーマが「孤独と喧騒、そして愛…」だからね。何だよ「そして愛…」って。

正確にいうと、ツッコみまくることによって平静を保たないと、ちょっと見てられないよね。

pm11:00で缶コーヒー買うの、あんた寝るつもりないでしょ。とか。
pm12:00でジャケット脱ぐの、寒いでしょ。とか。
am01:00で歩いてるところはどこなの。とか。

am02:00は、さ。突然すぎるよね。間のページ飛んでないか、落丁してないか、めっちゃ確認しちゃったよね。
am01:00からの1時間で何が起こった。なんでそれまで「孤独と喧騒」だったのがいきなり「愛」になるのか。
「とりあえず腕時計ははずそうよ、痛いから」ってツッコんでごまかそうとしたら、ヅカ友の子に「それごまかしきれてないよwww」って指摘されました。ごもっともです。

巻末に収録されたボツ写真? も素敵だったよね。まつげ長い。まっつの下まつげに塗られるマスカラになりたかった。



●ロングインタビュー

私がこの本でいちばん好きなのがこのロングインタビューです。
まっつって本当に知的な人だなーと再認識した。
主義とか流儀(まさに本のテーマだ!)がしっかりしてて。
尊敬の念を新たにしました。

花組雪組に組替えしたばかりの頃、迷走……というか、悩んでたっていうエピソードも……。
いっつもキザッキザでクールに見えるまっつも、一人の人間なんだなぁと……ちょっと安心(笑)

あと、ロングインタビューのページに使われてる写真のお衣装、私の好きな「普通の男子」っぽいコーディネートではかどります。何かが。



●まっつの白黒つけましょう!

他ジェンヌからの質問にまっつが答えるコーナー。

一花*4の質問に対する「知ってるくせに(笑)」はまっつ担の流行語にしてもいいんじゃないかな。



●未涼亜希ってどんな人?


白黒つけましょう! でもそうなんだけど、一花この本に読んだ編集GJすぎる。



●稽古場写真

俺たちのまっつを……! 俺たちのまっつがこんな汗ばんで髪が乱れてセクシャルになっているところを……!
ありがとうございます! 稽古場写真・映像っていいよね!!!!



いやー、本当に、予想をはるかに上回る充実度でした。

これ、来月ともちん*5本も出るんでしょ?
こんなハイクオリティ本がまた出るんだと思うとワクワクする……。
とりあえずキャトル*6で予約は済ませた。

*1:未涼亜希

*2:書籍本体の表紙・裏表紙

*3:表紙の裏・裏表紙の裏

*4:花組の娘役・桜一花。容姿・体格・実力いずれも未涼亜希とバランスが良く、組替え前は組んで出演することが多かった。組替え後も交流があることが劇団公式出版物上でしばしば言及され、カップル好きヅカファンの萌え心を、真っ白な灰になるまで燃やす。

*5:宙組の男役・悠未ひろ

*6:宝塚歌劇団公式グッズショップ「キャトルレーヴ」。私は愛知県名古屋市の栄店に通いすぎて顔を憶えられました。