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ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

雪組『追憶のバルセロナ』新人公演

この作品は本公演と新人公演あわせて4〜5回観てるんだけど、今回が一番セリフとか歌詞がしっかり自分の中に入ってきた気がする。
今までまじめに観てなかったのかな……?汗

故郷を過去のものとして心の中にしまって、新しい生活に歩き出す。
なるほどそれで「追憶」か。

「上手さ」「安定感」に関しちゃそりゃもちろん本公演に軍配が上がるんだけど、内容が青春恋愛ものなので(異論は認めるが聞かない)、新人公演のキャストの若々しさ・爽やかさがピタッとハマる面もありますね。
あと新人公演用に編集されてるからか、緩急の悪さが目につかないww

えりたん、爽やかです!
本役のえまおさんの体型をカバーするための逆三角形のお衣装が、えりたんの場合は元の体型を強調しまくって三角定規みたいになってます!ww
この頃はお芝居も歌も未完成だけど、荒々しく削った原石のフレッシュさみたいなものがあって、いやぁ〜、新人公演って本当に良いものですね!

となみもエキゾチックな美人なので、ジプシー役がしっくりハマる。
本役のまひる氏は、情が深くて篤くていつも男たちを心配してるのを、気丈に明るく振る舞って見せないようにしてる、みたいな奥ゆかしさがあったと思うんだけど、となみはパァンと明るくて元気な女の子が、恋の試練にアワアワしてる感じがした。
面白いにゃー

おっちょんの役を演じた天勢いづる氏も、上手すぎないゆえにセリフが耳や心に引っかかって残るような……まぁそれが上手いってことなんだろうな。

白眉はマヤさんの役を演じた貴船尚氏。
めっっっちゃ上手い!!!
マヤさんのためにだけ書かれた、マヤさんじゃなくちゃできないような役なのに、マヤさんをなぞりつつも「自分」で笑いを取ってた! えらい!
本役:轟悠も大概プレッシャーだけど、本役:未沙のえるの難攻不落感たるや、と過去の作品を観るにつけ思うようになったーよ。

ラストの曲もえりたんの刻み込むような歌い方で、歌詞の意味を改めて。
「短くてもお前と二人 この命に悔いなど無い」
とか
「愛する人 二人でいれば つかの間が永遠に思える」
とかすごいな!
これを最初で最後の大劇場作品として添い遂げ退団するぶんまひるのために書いた曲って考えると、完全に涙腺狙ってきてるね!!??!!!

ラストシーンの見つめ合ってラブラブニコニコ、の場面は、やはりぶんまひる本役コンビの圧勝。
覚悟を決めた人たちの愛は美しいのだなぁ。