ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

月組『舞音 -MANON-』

・いつもながら観念的な場面の描写は美しい

・けどこないだ雪組で、美しい上に中身もみっしり詰まってる作品を観たばかりだからなぁ……。

 

ベトナムものってあまり無いので、宝塚歌劇作品の舞台として選んだこと自体が意義があることかもしれない

・特に冒頭の市場のシーンで上記のことを強く感じた。市場~スコールの描写、現地の空気(たぶん取材で訪れてらっしゃるんでしょう)を濃く感じたし美しかった

 

・黒髪のちゃぴにアオザイを着せたというだけでも文化功労賞モノだろうか

・しかし相変わらずヒロインが中身の無い女というか、男が考えるであろう男にとって都合の良い女であった

・ヒロインのキャラがしっかり創られていないから言動や行動に一致が無いし「貴方を破滅させるかも」みたいなキャラクターに矛盾する台詞も出てくる

・上記2点、植爺っぽいなと思った

・やたら感情や愛情を台詞と歌詞で説明するのが目に(耳に)つくのも植爺っぽかった

・そういうのは演出とか台詞の言外で見せるんですよ!!!

 

・美や愛が主題の楽曲はベトナム風の曲調で、理性や金銭が主題の楽曲は西洋音楽の曲調なの面白かったです

 

・すーさんが黒髪ボブ+チャイナドレスでおみあしバァーンで、ありがたいものを拝みました

 

・まぁまさちゃぴいちゃラブベッドシーンがあったから良いか……。

・まさきさんの腕の中で死ぬちゃぴが見られたし

・本人たち幸せそうだし

・愛革の蘭蘭も幸せそうであった

・しかしちゃぴが息絶えた後のあの流れは蛇足だったと思うぞ……。

・とは言え泣きましたけどもね

・泣きましたさ!!

・いろいろ目につくところはあれど演出と音楽でなんとなく泣かされちゃうのも植爺っぽい