ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

月組『LUNA -月の伝言-』

あまりにも正塚作品が続いたので心を鬼にして違う風を入れるよ!

って思ったら違う風すぎた!!!

 

イケコの勧善懲悪第一主義というか、小さい男の子の頃に考えた「僕が考えた最強の~」感は、ワンパターンだけど商業的には受けるし、何よりわかりやすくて1幕もののミュージカルには向いているよな。

単純明快すぎて私にはちょっと物足りないんだけどね…………。

 

マミさんは浮世離れしたスター性を持つ役がとても合いますね。

ツクヨミ=歌の神なのには笑っちゃったけどwwww

あと、なんでツクヨミノミコト役はえりたんとかマミさんとかのドヤジェンヌに当てられるんだろう……ってのも思いました。偶然でしょうか。

 

檀れい様はつくづく美しい……。

マジでこんな美しい人が実在してるとか意味がわからないよ……。

しかも日本人で、今も同じ時代に生きてるとかさ…………。

お固い美女役、似合いますね。

自分が好きなものの話になると途端にテンションが上がって早口になるのが、オタクっぽさの再現性高くて好きです。

 

マミダンのお芝居って『ワルフザケ』しか観たことなかったんですが、この方たちもなかなか生々しい男女の匂いがするやりとりをなさいますね!

チューしながら背中なでるのすっごくえろかった!!!

 

抑制した演技のリカさん、素敵ですね!!

私、今まで観た中でこのリカさんが一番好きかもしれぬ。

好きな分、もうちょっとちゃんと悪としてカッコよく描きこんでほしかったというか……。

イケコの描く「悪」って紋切り型なんだよなぁ。だいたい経営者が多いよね←

 

あっけど、夏至のことを「月の復活祭」って言うのは面白いと思った。

冬至は太陽神の復活祭だもんね。

登場する企業名が「ヴィーナス・レコード」とか「ウラヌス・ネットワーク」って太陽系の惑星の名前だったり、「天文学的な売上」とか「満ち潮」とか、天体関係のワードを台詞や歌詞に忍び込ませているのも、鬱陶しいけどw好きです。

 

タニきりゆひトリオ売りの時代(タニさんがちょっと頭抜けてる)ですね。

きりやんリアル男子すぎてびっくりしました。あの短髪すごい……。

タニエルヴィスは面白すぎてずるいwwwwwwwwwwww

タニちゃん、モミアゲ似合うね(⌒▽⌒)

 

インパクト賞は嘉月絵理さん。

眉毛ないマッドサイエンティストのビジュアル、ヤバい。

台詞とかお芝居とか無くても、ビジュアルだけで圧勝だ。

 

ストーリーは食い足りないところもあるしファンタジックが過ぎるけど、明るさ面白さと、妙な中毒性があることはわかった。

この作品好きって言う人が多いの、納得したわ。

イケコ作品はやっぱり曲がキャッチーよね!

オ~LUNA~観ていて~よ♪

 

しかし、これとBMBが二本立てで公演してたって、すごい時代だな……!

作品のクオリティとか駄作とかガタガタ抜かさず、スターの魅力だけで観客動員できてた時代ってことなのかな……。

と言いつつ、同じようなノリを、NOBUNAGA/FLにも感じる……。やっぱりまさおちゃんは月組トップスターの系譜にいる人なんだな……。