星組『めぐり会いはふたたび』
なぜか今まで観ていなかった。
いっや~、すっごいですね~~~!!!笑
小柳センセーの星組メンバーに対するフェティシズムが詰まっている!
何をさておいてもねね様シルヴィアに言及せねばなるまい……。
宝塚でしかできないし、もっと言うとねね様にしかできないw
けど内面は全然ロココじゃないっていうところも含めて、ねね様にしかできない、なんだろうな~。
そしてそのトゥーマッチなねね様と並んで納得させるちえさんの少女マンガヒーロー力だよな……。
敢えて抑えたキャラにすることで、却ってカッコよさが際立っている。
ある意味宝塚の正統なんだな、作品全体がわっちゃわっちゃしてて気が付きにくいけどw
シャル・ウィ~もそんな感じであったな……。
とよこさんのビジュアル力もすっごいなー。
貴族社会が舞台なのにロッキンな紫メッシュ&編みこみ&逆毛で出てきてびっくらだったけど、とよこさんのロイヤルさだとそのくらいで丁度良いのだ……。
「貴族の星組」の後継者……。
はるこの男装はフェティッシュだったな……。
宝塚って、男役が女役の格好をする「女装」と、娘役が少年役をする「少年装」はよくありますけど、娘役が成人男性の役をすることってそうそうないじゃないですか……。
びっくりしたわよのさ……。
小柳センセーにはこのノリで「本当は怖いグリム童話」の、男装して王子の心を取り戻す「眠り姫」の話を舞台化してほしいんだが、無理か。
脇役の端々に至るまで存在感があって、やはり小柳センセーの作品には愛を感じるなぁ。
これが大劇場デビューとか、クオリティ高いですね。
しかも第1幕の併演がノバボサで、時間的制約もあり、フィナーレも作らなければいけない中で……。
はー楽しかった、ハッピーエンドだし! という、軽いノリで見終えられる、宝塚らし~い作品。
こういうのもね! いいね、やっぱりね!