星組『美麗猫』
ミラキャット、と読みます。
私の中では、Practical Jokeと書いてワルフザケ並に「ヒュ~♪」な宝塚作品タイトルだと思っているのですが、いかがでしょう。
どうしても花NWの娘役ロケットでの印象が強いので、アップテンポで明るいショーだったような記憶の捏造があったのですが、全体にダークトーンで色っぽく、大人っぽいショーだったんだなという発見がありました。
◆OP
曲がマイナーコード(好み)。
巨大な猫の目がぱちぱちするセット、金掛かってそう……。
この頃本当予算あったんだなーと思わされます←
ノルゆりも顔が似てる系トップコンビですよね。硬質な美形。
扇子を使った振りのせいなんですが、心なしかお立ち台(懐かしい!!!)に見えてしまうのは大丈夫なんでしょうか。
◆クレイジー・キャット
ここの、ぴったりしたプルオーバーみたいなレオタード、前回観たときも好きだなーと思ったんです!
なんか、アメリカのショーっぽくないですか。
宝塚にはあまりないですよね。男役のボディラインもくっきりになっちゃうからだと思うけど。
ぶんさんによるミニー・ザ・ムーチャ。
私の中ではブルース・ブラザースの劇中歌……。w
振りも曲のアレンジもブルース・ブラザースっぽくって、三木先生も意識されてるんじゃないかなーなんて。
宝塚のショーでブルースメインってないね。「ブルー」になりすぎるからか。
あとぶんさんはいかがわしい丸サングラスが似合う。
◆結婚式
三木ショーに必須の謎シーンw
サエコさんが司祭をしてるとエリザっぽいし、ガラスが割れる効果音もエリザのだし、けどこのときトップじゃないからまだトートしてないんだよね! ふしぎ。
なぜか最終的に司祭と花嫁がデキてしまう謎のシーンなんですが、音楽と世界観が無駄に荘厳で好きです。
無駄な荘厳さ、プログレですね。三木ショーはプログレなのかもしれない(てきとうです)
◆はるかな母国
ぶんさん率いる旅の一団。
足で大地のリズムを踏み鳴らす系の場面です。
曲はラテン系なんですが、背景が中東のモザイクっぽくてすてき。
ゆりさんはスペインもののでかいかんざしみたいな髪飾り(正式名称わからぬ)が似合いますね。
ゴージャス華やかラテン系美女だからか。
ここでフラメンコ風の中詰め。
そのままの流れでトップコンビ銀橋デュエダン。大人の香水みたいな2人です。
◆ミラクル・キャット
ストリート系の場面。
サエコさん可愛いし、ぶんさんもたぶん年齢設定低めw
ここで使われてる打ち込み系の曲はJ-POP栄光の90年代を思い出させてくれて、本当クッソ好みだなこのショー……ってギリィしました。
そしてプログレなのでなぜか若者たちは銃殺されます。
(この後ゆりさんアオザイ着て出てくるし、もしかしてベトナム戦争関係のアイロニーなのか……?)
ここで入る、迷彩服のノルさんとアオザイを着て白猫に扮したゆりさんの銀橋でのデュエダンが好きです……曲もジャジーでね。
確か「こだわりセレクション」に出てきて、何このショー面白そうって思ったのがはじめの印象だったんだ。
◆フィナーレ
ここまで速い! 体感15分くらい。Amour99ほどではないですが速いですね。儚い……。
サエコさんセンターのタンゴが皮切り。やっぱり大人っぽい場面が多いショーだ。
おなじみのロケット。
花NWも良いですが、フルサイズはやっぱりフォーメーションの見応えとかがありますね。
ピンクパンサーの曲でオラオラするぶんさん、ガチ星男……!
まとぶんに似て見える。やっぱり同じ星のDNAを受け継ぐ人たちなんだな。顔も似てるよね。
柚長ががっつりぶんさんに絡んでて、適材適所……って思った。
デュエダンで長すぎるマント出たーーーーーwwwww
マントを脱ぐと、ノルゆり2人とも全身紫のお衣装。納得感。
このショー、デュエダン多くて良いですね。
パレードはお衣装に猫成分もあまりなく、ベーシック。
「ミミミミーラ ミーラ ミラクルのように
ミーラ ミーラ 鏡を見つーめ」
って、鏡とミラーが掛かってるんですね……やっと気付きました…………(恥)