月組『MAHOROBA』
あさこさんって割と最近のトップさんのイメージだったんですが、これもう10年近く前の公演なんですね……。
タカラヅカ恐ろしい&映像があると時間の感覚なくなる……。
開演前の客席を包み込む宇宙のような照明からして、浸ってみたくなる。
生で劇場で味わった人たちが羨ましいw
娘役がヒラヒラするOPはやっぱり良いなぁ。
あさかなって「男要素」「女要素」それぞれの集合体、凡例みたいなコンビだから、似たようなお衣装で「男神」「女神」を演じるのしっくり来ますなぁ。
良いコンビだよね……今さら私が言うまでもないんだけどさ……今もファン多いよね~。
OPだけで好きすぎて紙幅を使い切る勢いなんだけど(ブログには紙幅ないけど)……。
前観たときもだったんだけど、神様の自己紹介ソングだけで神々しくて泣けてくるというちょろさ……。
あとこれ何気に映像も使ってるんだね。
今に比べると全然画素荒いけど、当時としては新たな試みだったろうな~。
各パートの振付に絶対どこかの地方の踊りが取り入れられてると思うんだけど、元ネタ特定できないのが悔しいな~~。
クマソタケルたちの踊りは九州地方の、とかだったら胸熱なんだけど。
ニライカナイの踊りは沖縄だよね。音楽からしても。
と思ったら、パンフ持ってたわ。書いてあったわ。
謝先生が日本各地の民俗芸能を活かしたショーを創りたくて企画されたんですって。
ニライカナイのシーンは鳩間島の踊り、豊作のシーンは菅笠踊りと鳥取の傘踊り、吹雪のシーンは東北の踊りがベースだそう。
吹雪のシーンはBGMも津軽三味線。
ニライカナイの姫たちを拉致してきたのの描写にリフトするのとかも面白いですね。
(ニライカナイの姫たち、あいねねれみって豪華すぎやしませんか……。)
あまりちゃんと女装する気の無いヤマトタケルさんも萌えです。
(ヤマトタケルだよってわかるようにしないといけないから敢えてだろうけど。)
やたら総踊りが多くて
「またかよ! みんな振付よく憶えたな!!」
ってなるんですが、単調に見えないのは、間に静寂の場面を挟んでメリハリを付けてるからなんだろうなぁ。
嵐のシーンの四重唱は圧巻。
ていうか、あさかなもだけど、ゆひきりも一緒に出っぱなしだな……。
本当この作品、上から下まで大変……。
芸術祭参加作品ということもあってか、意欲作だなってのが伝わりますし、映像でも食い入るように観られるショーの一つです。
まほ~ろば~まほ~ろば~ 我が心のまほ~ろば~
余談だけど、ゆひさんって神話系似合うなって思うんです……。
ファンタジー顔だからかしら……。
大江山花伝も観たいにゃー
きりやんのみずら似合う度合も半端ないよね。
超絶美化したせんとくんみたいな印象。
せんとくんみずら結ってないけど。
雪組『ロジェ』
あれっなんでだろ、こんなに良い話だったっけ……?
本役さんたちのエネルギーに気圧されてるだけかしら??
おまけになんか音楽めっちゃ良くないですか!?
なんでだろ、新人公演だとあんまり意識が回らなかったんだけど……。
「本能~♪ 本当~♪」の曲とか、メロディ良い上に面白いし……。
当たり前だけど、新人公演とはやっぱり違いますね。
『バルセロナの熱い花』でも感じたけど、ストーリーの流れ・テンポを生む力、観客を物語に載せる力が強い。
「見ろ!!!」って観客の集中力を途切れさせない力もね!
特に違いを感じたのはマキシムかな……。
新公のりーしゃも充分上手いんだけど、コマちゃんは格段に上手い。
なんか、生きているレイヤーが一階層違う感じ?
凄みを感じるほどに上手いわ……。
シュミット先生もね!
殺せ殺さないのやりとりのところのエネルギー、固唾を呑んで見守ってしまう。
観客の目を釘付けにする緊張感があるし、怒鳴り声のエネルギーも激しい。
聞いててつらくなるけど、この怒鳴り声芝居が正塚作品ならではのエネルギーって感じもする。
いや、サスペンス比重高すぎでロマンス比重低すぎって印象は変わらないんだけど、短いロマンスパートにグッと萌を凝縮しているのを感じる。
診療所で手術を待つ間
「そばにいさせて」
ってレアが泣きそうになりながら言うところとか。ケナゲ!
ラスト2人で踊るところも、
「せめて最後に……」
ってレアが言いかけたのにロジェが食い気味で
「うん、踊ろう!」
って応えるところが少年のようにイキイキしててね。
あと私今まで2~3回観て気づいてなかったんだけど(バカ)、最後のシーンだけレア、それまでの地味な格好と全然違う、はっなやか~~なフューシャピンクのドレス着てきてるのね!
勝負服!
ブエノスアイレスで過ごせるのもロジェと会えるのも最後の夜って思って勝負服着てきてるの! ちょうかわいい!!!
あ、そうそう、脚本の細かいところだけど、のうのうと暮らしてることを「口を拭って暮らしてる」って言うの良いよね。
意味はすぐ伝わるけどあんまりしない言い回しだから耳に残った。
NHKのハイビジョン放送版で観たんですが、ラストシーンのカメラワークがすごく良いんですよ。
銀橋のロジェの表情をどアップで長写しして、本舞台の全員を斜めから映して、ロジェ=ミズさんが旅立ちの決意をしたのを、雪組生皆が暖かく見送るみたいになる。
こういうところに、サヨナラ公演ならではの良さ、感慨もあるんだよな~。
記憶の中より良い作品でした。見返して良かった(ちょろ)。
月組『愛するには短すぎる』まさちゃぴ全ツ
これも生で観てるんだけど、やはり人は忘れる生き物だし、繰り返し観ることでそれまで気づかなかった細かい「仕掛け」とかに目が行くなぁ。
OPの夢のシーンのお衣装、モノクロームなんですね……! BJみたい。
しかも白はなくてグレーばっかなんだな。ウェディングドレスすらライトグレー
今さら気づいたw
すぐ次のシーン(現実の世界)が始まるから、視覚的にそれがわかるようにしてるんですね。SUGEEEE
フレッドが仮装舞踏会で騎士の扮装してるのとかも示唆的ですね。
あと私、どうもミュージカルの曲憶えられないたちなんで、新鮮な気持ちで聴いてるんですが、良い曲多いですね(立ち位置)!
「生まれたのは遊ぶためかもしれない」の曲とか。
あっけど遭難訓練の曲は好きですw
あと「恋はアンフェア」のまさおちゃんめっちゃ歌上手いね、たまげたわ。
ローマの休日観た後だから余計に思うのだろうけど、正塚作品は、やっぱり「歌入り芝居」の感じが否めないというか、ミュージカル的な楽曲の使い方ではないんだな。
感情の昂ぶりから流れるように歌に入っていくんではなくて、映画のBGMみたいになる。
正塚作品は基本的に演技力とエネルギーが求められるけど、コメディは特に血圧を高く維持しなきゃいけないから大変よね……。
すーさん曰く「血圧の高い」月組86期にはもってこいだ!
オサリバンさんがすーさんで、船長さんがマギーさんなので、個人的にはこの愛短が一番好きです……と言いつつ、未だ初演観られてないんですけどね☆ スカステさん頼むよォ~~~
余談だけど、愛短では男役のマヤさんが演ってたオサリバンをすーさんに、カナリアではティアロッサミを一花さまにあてたところが、正塚先生のマヤさんへの思い入れや彼女たちの力への信頼が垣間見えて、SUKIです……。
まさちゃぴ、これがお披露目2作品目? だったと思うんだけど、並んだときの相性既に抜&群だな~。
見た目もだけど、心を通わせてるって伝わるお芝居が。
ファンに漏れ聞こえてくる萌エピソードも多いけど、ファンからは見えないところで、ものすごく深く強く結びついて、お互いを鍛えあってきた2人なんだろうなぁ。
久しぶりに観ましたが、本当によくまとまった良い脚本ですね……!
事件が並行して起こるし、複数のカップル、いろんな恋愛の形が出てくるんだけど、どれも破綻せず回収される。
すべては船の上での4日間の出来事。
あと胸キュンシーンの尺がめっちゃ長いな。
もてる胸キュン技法をすべてぶちこんだ感がすごい。
これ贔屓コンビで演られたら心臓持たないな。
ちぎみゆも合いそう……秋の新作、よろしくお願いしますね……。
宝塚のヒロインの中で一番好きなのバーバラかなぁと思いました。
「ざまぁ見ろ!!」とか娘役が言うのすごく良いよね。
正塚作品の娘役語尾「~だよ」が一番似合ってるように思うし。
あと、まさおちゃんへの愛もここ数ヶ月で一気に深まってるから、今まで気づかなかった可愛さにも目が行くようになった。
小切手切るシーンでのまさおちゃんの「アァンソニー!!!」とか可愛いね……。
なんであえいじゃうのかな……可愛いね……。
月組『Dance Romanesque』全ツ
初心に帰る意味も込めて。
私、初観劇がダンロマだったんです。
全ツじゃなくて本公演だったけどw
他のショーいろいろ観てから見返すと、近年では割と珍しい? 耽美色というか、大人っぽさの強いショーだよね?
たぶん真ん中2人の個性によるものだと思うけど……けどきりまりの他のショーは違う色合いだし、中村A先生の「料理」なんだなぁ。
OPも記憶していたほど賑やかじゃなくて(全ツ版で人数が少ないからかもしれないけど)、シックよね。
どピンクだけどwww どピンクに蛍光オレンジだけどwwww
全ツ版で一番大きく違うところは、月色男子がMASAKI男子になってたところかな。
MASAOちゃんアイドルだわ~。
新曲も創っていただいて、ねぇ!
MASAOちゃんの持ち歌出来たわ!! みたいな感動がある。
まさお節も絶好調で、嬉しくなっちゃうね。
このシーンだけ見ると既にトップスターみたいなまさおちゃんを見て、実際にこの後まさおちゃんを待ち受けてる苦難を思いやって、なんだか涙が出てきてしまった。
けど、このときもこれからも辛いこと苦しいことたくさんあったはずなのに、舞台でそれを1mmも感じさせずにMASAOスマイルとウインクとキラキラをまきちらすまさおちゃん見て、健気だなぁ、素敵な人だなぁと(一場面だけなのに!)愛が深まりまさき。
あとこのシーン、A-SAが入ってたんですね。
このときからあーさ、まさおちゃんの横にいたんだ~。
この頃から可愛がられてたのかな……蘭丸演れて良かったね……!
中詰め前のきりまりデュエダンがカッコいいな~。
銀色のお衣装のやつ。闘い合う系のデュエダン。
たぶんまりも氏は甘い雰囲気のやつの方が好きなんだろうけどw、こういうのができるトップコンビって貴重だし、これだけ技術が伴ってるのってきりまりくらいしかいないんじゃないか……。
まりも氏が男役・娘役問わず組子を引き連れてセンターでキレキレで踊るシーンが多くて嬉しい。
特にノートルダムのせむし男のところの、ジプシーダンスwithとしちゃん……。
中村A先生ありがとう~
最近、まりも氏がとあるインタビューで「自分を動物にたとえると?」の質問に「小動物と言いたいが黒ヒョウやチーターのような俊足系の動物にたとえられることが多い」と答えていて、申し訳ないけど笑ってしまった。愛が深まった。
ロケットのお衣装も黒ベロアでシックよね。
曲もチャラチャラしていないし、だけど高揚するし、本当に1つ1つの要素が丁寧に選ばれてるショーだな……。
これが初観劇でしたって言うと羨ましがられる理由を再認識。
1発めがこれじゃなかったら、ハマり方も変わってたろうな~。
また本公演版も観よう。
雪組『ソルフェリーノの夜明け』
私の行ってた小学校、日本赤十字社との提携? みたいなことをしている学校で、全校集会みたいな形式でアンリ・デュナンの生涯とか教わったんですよ。
小学校出てからはついぞそのお名前を拝見することはなかったんですが、まさかの宝塚作品のタイトルで再会できるとはw
血と泥にまみれた看護服と白衣と軍服ってイメージがある作品だから、風共みたいなOPが始まってびっくりしました。しかもこのOPのイメージ、回収されないしな……。
これは必要だったんでしょうか。宝塚的にはずせなかったんでしょうか。
むしろ作・演出担当が植爺である必要はあったんでしょうか。
正塚先生とかで良かったんじゃないでしょうか(軽率に贔屓するよ!)。
あと「十字を赤く染める」ってそういう意味じゃないってわかってるけど、どうしても視覚的に不吉なイメージ思い浮かべちゃうよ!?
まぁいつも通り……アレな脚本をゴリッと出演者の実力でねじ伏せてる系のやつでした!
ミズさん・ハマコさん・づっくん等、ナチュラル芝居が上手いメンバーが揃ってるっていうのもありますが、マヤさんもナチュラル芝居だったので、この作品の演出はあんまり歌舞伎歌舞伎してなかったのかもしれません。
脚本は相変わらず、台詞は長いわ各場面は長いわちょいちょい気になるアレはあるわで、まぁ、いつも通りですが……。
なんかもう植爺作品で「少しも早く」出てくると笑っちゃうね……とか、「悲惨な惨状」って「白い白馬」みたいな言い回しだね? とか。
今回の「釈迦に説法」案件は「鰯の頭も信心からだもの☆」ですな。
マントヴァに負傷者を連れて行くって決めた後、シスターたちと長々した問答があって、グズグズしゃべってねーで早くマントヴァ行けよ!!! って思ったりね。
今回も立ち聞き・のぞき見率が高くて「なんであんたそれ知ってんだ」ってツッコむやつもね。
終わり方も……尺が足りなかったのかな? ってなる、中途半端な終わり方。
それなら途中のタラタラした会話をカットして、印象的で輝かしい終わりなり、~こうして赤十字社が設立されました~なり、OPのイメージを踏襲したフィナーレなりを入れるべきだったのでは……???
ミズさんはエネルギッシュな人なので、こうして新しい旗を振って皆を率いる役は合うなぁとも思いました。
ハマり役という点では、ミズさんの主演作の中でもかなり上位に入ると思います。
それだけになおさら、「その後」がきちんと描かれなかったことが悔やまれる。
しかし国の違いを越えて、皆でアヴェ・マリア歌うところはちょっと感動してしまった。
歌い出しがゆきえってのがまた良かったんだな。
リアルに鳥肌立つほど上手い。
みなこ氏のロマンスの相手がミズさんじゃなくてゆみこさんだったことは、まぁ良いです
余談ですが、ナガさんのシスターがきれいで見違えました。
雪組『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』
「夜の女王」テルキタが黒いダルマで出てくるだけでも「強い(確信)」なのに、蠱惑的美少年トップのコムRossoちゃんがゴンドラで降りてきて、薔薇を模したジャケットをふりんふりん体に巻きつけて、開始2分で
「サイコーかこのショー……」
てなるのがすごいな……。
コムさんって本当すごいな、こんな耽美系美少年の顔を持った人が実在して、しかも女の体で生まれてキビキビ踊れて、おまけに宝塚歌劇団に入って……コムさんこそがドリーム・キングダムなのでは……??
んで雪組生たちが次々に「○○ローズです☆」って自己紹介してった最後に、轟悠さまが現れるからね……。
総スパンで豹柄が描かれたロングジャケット着てる薔薇収集家さま……。
コムさんとイシさんが共に舞台に立っていた雪組って何なんだよう本当に……それは実在していたの?(´・ω・`)
まだまだ硬質で鋭利な危うさを残すえりたんが見られるのもこの時代の雪組作品の良いところだ。
まだこなれきってない感じだけど、見慣れたえりたんの「魅せ方」が既に出来上がりつつあって落ち着く……。
あとイシさんの横で踊ってるえりたん、妙にハマるw
イシさんがコムちゃんRossoを手に入れようとするけど振られちゃう「ROSE~ 真紅に染まる夢~」の場面って、このショーのアイコン的に語られてるけど、意外と開始早々始まる場面なんだよね。
序盤からハイカロリーすぎっだろ!
「白昼夢」では白猫耳付けた雪娘たちがアイドルコンサート始めるので、今だとペンラ振りたくなりますね。
白い街のシーンも何気に好きなんですよね……知ってる人たくさん出てくるから……。
美穂さまのタコ足ダルマも見られるんですよ!!
イシさんにロングチャイナで日本刀使った殺陣やらせるのはね……。
しょうがないよ……性癖的な意味で……やらせたくなるの、わかるもん……こんなん絶対似合うに決まってるんじゃん……。
しかしこれ後ろ総電飾か。手間と金掛かってんな~
黒い羽のシーンも良いな……。
みんな真っ黒似合ってるよ……。
真っ黒なのに華やかなのすごすぎるだろう雪組生。
特にかしちゃんは美形にしか許されないお衣装着こなすのが上手すぎて笑っちゃうな。
夢先案内人も吟遊詩人も長髪ストレートで、似合う格好ばっかさせてもらってるなぁと唸ってしまう。
夢の城の幸福の王子のゴージャスプリンスっぷりは、もはや他の追随を許さない域に達しているのでは。
他の追随を許さないといえば、夢の城の王・轟悠さまのかぶりものもだな……。
イシさん級の大迫力硬質美形じゃないと美しくかぶりこなせないやつだ、これ……。
Let's Jazzのときも思ったけど、イシさんかぶりもの似合うよねw
夢の城はとても好きなシーンでな……。
美穂さまのサルヴェ・レジーナから始まる一連の歌の流れが良い……。
お衣装諸々も含めて、このシーンがいっとう好きかもしれん。
セットもすごい。洞窟内の大聖堂?
今だったら映像で済まされちゃいそうなやつ……。
デュエダン無しでパレード行っちゃうんだな。
パレードが青い薔薇なのは、不可能とか夢とかってことだからなのかしら。
はー素晴らしいショーである。あっという間に見終えてしまった。
軽率に再演してほしい! とか思うけど、これ、世紀の変わり目の不穏&耽美がウケる世相だったから当たったんだろうな……。
けど観たいよ!!!
月組『BLUE・MOON・BLUE -月明かりの赤い花-』
観るの2回めで、1回め「人類には早すぎた」って感想を抱いたけど、2回め観てもやっぱりわかんないわ!!
大体さ、タイトルに「BLUE」って入ってんのにサブタイが「赤い花」なもんだから、脳がエラー起こすのよね……。
「見果てぬ夢 届かぬ声 全ては蜃気楼~♪」っていう初期V系ロックみたいなテーマ曲(たぶんALFEEの高見沢さん作曲)、ものすごく90年代を感じる一方で、世代的にどストライクなのでヘンな汗出そうになる……。
ENDLESS DREAM~♪
リカさんは通し役でナーガ(蛇)なんですけど、妙に似合いますよね、爬虫類。
あとお衣装が下半身ぴったりしたタイツみたいなやつなんですけど、こういう股間がぺったんこで無性アンドロイドです☆ みたいになるお衣装が似合うのもリカさんだなーって思います。
『火の鳥』のオルガの印象が強いんだな
>突然のウサ耳< は2回めなのに不意を打たれました。
もしかして「MOON」だからウサ耳なの……?
下級生時代のとなみ、あー様が眼福。
「運命」に合わせて「賞品のとっておきの美女」檀さまが出てくるところ面白すぎませんか……?
たかる男たちがみんなアフロだし……。
これあれか、月組アフロの伝統ができた後のやつか……?
檀さまがセリ下がってでかい赤い花になっちゃうの、なんか深いメッセージこめられてそうなんだけど、あいにく読み取れないですすみません。
OPからずっと前半はターバンとか付けてて中東モノっぽいんですが、中詰めを前にモンゴルテイストが入るのもすごい。
宝塚的にマイナー地域からさらにマイナー地域へ。
これはアレなのかな、挑戦の一環なのかな。
中詰め、リカさんのカツラがやっぱりかびるんるんみたい。
けど曲はアニソンぽくて謎の中毒性あるな……。
だんだん好きになってくるんだよな、このショー……。
砂漠の場面は、砂を「黒」で表現しているのが面白いですね。
けど夜の砂漠って真っ黒か、確かに。
リカさんは黒髪ストレートにカツラ替え。めちゃくちゃ似合う!
タニさんがリカさんにおいでおいで誘われながら暗転するんですが、タニさんこういうの似合いますね……受っぽいというか……。
砂漠のシーンでマミさんは一回やられてセリ下がるんですが、檀さまの「よみがえる~」って歌でマミさんがせり上がってよみがえってくるのめっちゃ面白いです。
別によくある普通の演出なのにこんなツボるの何でなんだろう。やっぱこのショーのこと好きになってきてるな……?
よみがえった後、蛍光グリーンとか蛍光パープルとかのカツラで組子に囲まれて踊るのも生命力か何かの象徴だとは思うんですが、確信は持てずじまいです。
ここで歌われる「燃える力 燃える瞳 燃え上がり」みたいな歌詞もアニソンっぽくてたぎる。
人類には早すぎるというか、サブカルチャー出身者に特化しすぎてるんだという気がしてきたぞ?
男役群舞も中国マフィアっぽいお衣装がオタクっぽかったし……。
テーマ曲は耳に残りやすい上に結構しょっちゅう歌われるので、最後の頃にはこの曲好きになってます。中毒性……。
ロケットのお衣装が花組の『火の鳥』っぽくて、不死鳥なのかなーと思っている。
となると、テーマは死と再生なのかしら。
ウサ耳四姉妹が着替えてエトワールやってて、このメンツをよっぽどお気に召したと見える……。
あとゆひきりタニの中で最下級生のはずのタニさんが、階段降り順で2つ差を付けて、既に男4扱いですごい。
リカさん真っ赤なお衣装&羽根に銀? の口紅で、しかもそれが恐ろしく似合って、最後まで驚かせてくれます。
なんかこれ……また観ちゃうな、うん……。