ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

月組『愛するには短すぎる』まさちゃぴ全ツ

これも生で観てるんだけど、やはり人は忘れる生き物だし、繰り返し観ることでそれまで気づかなかった細かい「仕掛け」とかに目が行くなぁ。

 

OPの夢のシーンのお衣装、モノクロームなんですね……! BJみたい。

しかも白はなくてグレーばっかなんだな。ウェディングドレスすらライトグレー

今さら気づいたw

すぐ次のシーン(現実の世界)が始まるから、視覚的にそれがわかるようにしてるんですね。SUGEEEE

フレッドが仮装舞踏会で騎士の扮装してるのとかも示唆的ですね。

 

あと私、どうもミュージカルの曲憶えられないたちなんで、新鮮な気持ちで聴いてるんですが、良い曲多いですね(立ち位置)!

「生まれたのは遊ぶためかもしれない」の曲とか。

あっけど遭難訓練の曲は好きですw

あと「恋はアンフェア」のまさおちゃんめっちゃ歌上手いね、たまげたわ。

 

ローマの休日観た後だから余計に思うのだろうけど、正塚作品は、やっぱり「歌入り芝居」の感じが否めないというか、ミュージカル的な楽曲の使い方ではないんだな。

感情の昂ぶりから流れるように歌に入っていくんではなくて、映画のBGMみたいになる。

 

正塚作品は基本的に演技力とエネルギーが求められるけど、コメディは特に血圧を高く維持しなきゃいけないから大変よね……。

すーさん曰く「血圧の高い」月組86期にはもってこいだ!

オサリバンさんがすーさんで、船長さんがマギーさんなので、個人的にはこの愛短が一番好きです……と言いつつ、未だ初演観られてないんですけどね☆ スカステさん頼むよォ~~~

余談だけど、愛短では男役のマヤさんが演ってたオサリバンをすーさんに、カナリアではティアロッサミを一花さまにあてたところが、正塚先生のマヤさんへの思い入れや彼女たちの力への信頼が垣間見えて、SUKIです……。

 

まさちゃぴ、これがお披露目2作品目? だったと思うんだけど、並んだときの相性既に抜&群だな~。

見た目もだけど、心を通わせてるって伝わるお芝居が。

ファンに漏れ聞こえてくる萌エピソードも多いけど、ファンからは見えないところで、ものすごく深く強く結びついて、お互いを鍛えあってきた2人なんだろうなぁ。

 

久しぶりに観ましたが、本当によくまとまった良い脚本ですね……!

事件が並行して起こるし、複数のカップル、いろんな恋愛の形が出てくるんだけど、どれも破綻せず回収される。

すべては船の上での4日間の出来事。

 

あと胸キュンシーンの尺がめっちゃ長いな。

もてる胸キュン技法をすべてぶちこんだ感がすごい。

これ贔屓コンビで演られたら心臓持たないな。

ちぎみゆも合いそう……秋の新作、よろしくお願いしますね……。

 

宝塚のヒロインの中で一番好きなのバーバラかなぁと思いました。

「ざまぁ見ろ!!」とか娘役が言うのすごく良いよね。

正塚作品の娘役語尾「~だよ」が一番似合ってるように思うし。

 

あと、まさおちゃんへの愛もここ数ヶ月で一気に深まってるから、今まで気づかなかった可愛さにも目が行くようになった。

小切手切るシーンでのまさおちゃんの「アァンソニー!!!」とか可愛いね……。

なんであえいじゃうのかな……可愛いね……。