ヅカ式宝塚鑑賞日記

小並感千本ノック

雪組『レ・シェルバン』

理事がえらい若い……と思ったらやはりお披露目公演であった……。
理事にもトップお披露目公演があったって考えると妙にたぎりますね! フレッシュ!

そして中村B先生にも蛍光色ではない時代があったのだ!www
ちゃんとジゴロの場面とか、ハードめのロックギャンギャンでダンス「速いやつだぞ〜」の場面とか、スーツの男役が街中でストーリー性のあるダンス踊る場面とか、今の中村B先生につながる要素もたくさんなのですが、それだけに、お衣装の色が淡かったり暗かったりするのが違和感ですw

パリ・レビューなのだよな。
中村B先生、近年だとあまりパリ・レビューなさってないよね?
オギーもだけど、昔の作品になればなるほど、パリ・レビューものが増えていく気がする……。
私が観てるのがたまたまそうなのかしら、それとも「やっぱり基本だから」という感じで、大きな流れとしてあったのかしら。

まとまりの良さ、生徒の活かし方はこの頃から安定。
主題歌が憶えやすいのも素晴らしい。帰り道につい口ずさんじゃうよね。
15年前からこれって、中村B先生の安定感はすごいですねー……。
大劇場デビュー作2作目やんけ……。

とうこさんの可愛い時代が観られて嬉しい。
まだ歌い方が荒削りなんですね。
やっぱりえりたんに似ている気がする……えりあゆととうあすが似ているという、コンビとして似ていると言われることはあったけど、単体でも。
口を大きく開いて響かせる感じが、歌い方荒削りだった時代のえりたんと似てるw
退団時の、男役として完成された歌い方はまたちょっと違うけれど。
クンバンチェロは拝んだ。

おハナ様はこの公演では理事の相手役だったんだけど、なんとなく理事ハナの場面よりタカハナの場面の方が多く感じられて、この後の展開を暗示しているよう……。
しかしどなたの相手役になってもハマる方だなぁ。
「娘役」という概念の擬人化だと思う。

現役時代のたかこさん、井上芳雄さんに似てませんかwww
顔の形と、脚の長さがww

理事も組の真ん中で大勢の組子を従えて、黒スパンのラテン衣装とか着てクンバンチェロを踊っていたことがあったのだなぁ……と妙な感慨。
たぶんもうこの姿は、二度と生では拝めないじゃないですか……!
顔も(どういう訳か)今とほとんど変わらないけど、けどやっぱりこの頃の方が美青年、美少年って感じで、触れなば斬れんみたいな鋭さがある。
今の理事もすごく好きだけど、この頃の冷たい刃物みたいなオーラも浴びてみたかったな……などと。

あとロケットの赤白のお衣装が可愛くて、ザ・パリレビュー! って感じなので、再利用しましょう〜?